長引く咳に疑問を持ち、呼吸器科の医師の診察を仰いだところ、咳喘息だとのことで吸入ステロイドを処方されたら、夜も眠れないほどの咳がピタリと止まりました。ありがたいことです。
吸入ステロイドを使用する際の説明では、使用後はうがいをしっかりすること、と言われました。うがいをしないと、カビのために口の中が真っ白になることもあるのだそうで、そんなふうに脅されたら、うがいを「しっかり」するとはどういうことかと疑問を持ってしまいます(^o^)/
コップ一杯:200mlの水でうがいをするとします。うがいをした後に、仮に口中に10mlの水分が残ると仮定すると、うがいの仕方で洗浄効果はどう違うのか。ごく粗っぽくシミュレーションしてみると、次のようになります。
(1) 100ml×2回に分けてうがいをする場合
100mlの水でうがいをした後に10mlの水分が残ると、残存する吸入ステロイドの濃度は1/10になっています。これをさらに100mlの水でうがいをするわけですので、10/110=1/11になります。したがって、二回のうがいでは、
になります。
(2) 50ml×4回に分けてうがいをする場合
50mlの水でうがいをした後に10mlの水分が残ると、残存する吸入ステロイドの濃度は1/5になっています。これをさらに50mlの水でうがいをすれば、10/60=1/6の濃度になります。3回目のうがいではさらに6/1になり、4回目でさらに1/6になりますので、全体としては
になります。
このように、多めの水で回数が少ないうがいよりも、少なめの水でも回数を多くしたほうが、効率よく余ったステロイドを洗い流すことができる、ということになりそうです。「しっかりうがいをする」と抽象的に言うよりも、1回のうがいの回数を分けてよく洗い流せ、と指示する方が具体的でしょう。
おかげで、口内炎も白カビも縁がなく、なんとか咳喘息と円満に付き合っております(^o^)/
吸入ステロイドを使用する際の説明では、使用後はうがいをしっかりすること、と言われました。うがいをしないと、カビのために口の中が真っ白になることもあるのだそうで、そんなふうに脅されたら、うがいを「しっかり」するとはどういうことかと疑問を持ってしまいます(^o^)/
コップ一杯:200mlの水でうがいをするとします。うがいをした後に、仮に口中に10mlの水分が残ると仮定すると、うがいの仕方で洗浄効果はどう違うのか。ごく粗っぽくシミュレーションしてみると、次のようになります。
(1) 100ml×2回に分けてうがいをする場合
100mlの水でうがいをした後に10mlの水分が残ると、残存する吸入ステロイドの濃度は1/10になっています。これをさらに100mlの水でうがいをするわけですので、10/110=1/11になります。したがって、二回のうがいでは、
1/10×1/11=1/110
になります。
(2) 50ml×4回に分けてうがいをする場合
50mlの水でうがいをした後に10mlの水分が残ると、残存する吸入ステロイドの濃度は1/5になっています。これをさらに50mlの水でうがいをすれば、10/60=1/6の濃度になります。3回目のうがいではさらに6/1になり、4回目でさらに1/6になりますので、全体としては
1/5×1/6×1/6×1/6=1/1080
になります。
このように、多めの水で回数が少ないうがいよりも、少なめの水でも回数を多くしたほうが、効率よく余ったステロイドを洗い流すことができる、ということになりそうです。「しっかりうがいをする」と抽象的に言うよりも、1回のうがいの回数を分けてよく洗い流せ、と指示する方が具体的でしょう。
おかげで、口内炎も白カビも縁がなく、なんとか咳喘息と円満に付き合っております(^o^)/