平日の水曜日の夜、山形市の旧県庁・県会議事堂からなる国指定重要文化財の一つ、文翔館議場ホールにて、山形弦楽四重奏団の第53回定期演奏会を聴きました。
今回のプログラムは、前々回の第51回定期演奏会に続き、モーツァルトの弦楽四重奏曲「ハイドン・セット」全曲演奏の第2回となり、第17番~第19番の3曲を取り上げます。
例によって、18時半からプレコンサートがありました。渡邉奈菜さんのヴァイオリン、田中知子さんのヴィオラで、モーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲」第2番、変ロ長調K.424です。最初は曲名がわからずにいましたが、チケットに表記があるのにようやく気付きました(^o^)/osoi~
19時少し前に、今回の担当の茂木明人さんが黒いシャツにピンクのネクタイ姿で登場し、少し話をしました。前に担当した中島光之さんが、モーツァルトとハイドンのかかわりについて書いてしまったので、プログラムノートに何を書いたら良いのか、たいへんプレッシャーがあった話から始まり、今日はハイドンとモーツァルトの幸せな出会いの音楽を、四人のメンバーが幸せな音楽として再現したいとまとめます。
1曲目:弦楽四重奏曲第17番、変ロ長調、K.458 「狩」。有名曲ですので、これまでも何度か演奏したことがあるのかもしれません。軽快で溌剌とした音楽、演奏です。とくに最初の第1楽章の始まりが、アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイの指示のとおりに、晴れやかなオープニングとなりました。これでぐいっと音楽に引きこまれます。1784年に作曲されたものらしい。
2曲目:弦楽四重奏曲第18番 イ長調、K.464。1785年に作曲されたものらしい。やや渋めの音色で始まる曲のせいか、ニックネームは付いていませんが、充実した音楽です。
(10分休憩)
3曲目:第19番ハ長調「不協和音」。当方の本日期待の曲目です。第1楽章:出だしの不協和な音が愛称の由来でしょうか。チェロの音が迫力をもって迫ります。第2楽章:アンダンテ・カンタービレ。チェロ・パートの対旋律などは、小型スピーカで小音量で楽しんでいるだけでは知り得ない、低音の魅力です。第3楽章:メヌエット。実験的な性格を随所にちりばめた曲の中でも、興の趣くままに書き上げたような音楽ですね~。第4楽章:アレグロ・モルト。アンサンブルは緊密で、楽器がよく鳴っていて、ほんとにカルテットを聴いたぞ~という感じでした。良かった~!
アンコールは、同じくモーツァルトの「ディヴェルティメント第1番」K.136から、第3楽章。「ハイドン・セット」と比べると、なんと屈託のない、若々しい音楽でしょうか。
ほんとにモーツァルト尽しの一日でした。帰りの車中は、偶然にも、まさにこのモーツァルトの「ディヴェルティメント」から、第17番と第1番を聴きながらとなりました。
今回のプログラムは、前々回の第51回定期演奏会に続き、モーツァルトの弦楽四重奏曲「ハイドン・セット」全曲演奏の第2回となり、第17番~第19番の3曲を取り上げます。
例によって、18時半からプレコンサートがありました。渡邉奈菜さんのヴァイオリン、田中知子さんのヴィオラで、モーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲」第2番、変ロ長調K.424です。最初は曲名がわからずにいましたが、チケットに表記があるのにようやく気付きました(^o^)/osoi~
19時少し前に、今回の担当の茂木明人さんが黒いシャツにピンクのネクタイ姿で登場し、少し話をしました。前に担当した中島光之さんが、モーツァルトとハイドンのかかわりについて書いてしまったので、プログラムノートに何を書いたら良いのか、たいへんプレッシャーがあった話から始まり、今日はハイドンとモーツァルトの幸せな出会いの音楽を、四人のメンバーが幸せな音楽として再現したいとまとめます。
1曲目:弦楽四重奏曲第17番、変ロ長調、K.458 「狩」。有名曲ですので、これまでも何度か演奏したことがあるのかもしれません。軽快で溌剌とした音楽、演奏です。とくに最初の第1楽章の始まりが、アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイの指示のとおりに、晴れやかなオープニングとなりました。これでぐいっと音楽に引きこまれます。1784年に作曲されたものらしい。
2曲目:弦楽四重奏曲第18番 イ長調、K.464。1785年に作曲されたものらしい。やや渋めの音色で始まる曲のせいか、ニックネームは付いていませんが、充実した音楽です。
(10分休憩)
3曲目:第19番ハ長調「不協和音」。当方の本日期待の曲目です。第1楽章:出だしの不協和な音が愛称の由来でしょうか。チェロの音が迫力をもって迫ります。第2楽章:アンダンテ・カンタービレ。チェロ・パートの対旋律などは、小型スピーカで小音量で楽しんでいるだけでは知り得ない、低音の魅力です。第3楽章:メヌエット。実験的な性格を随所にちりばめた曲の中でも、興の趣くままに書き上げたような音楽ですね~。第4楽章:アレグロ・モルト。アンサンブルは緊密で、楽器がよく鳴っていて、ほんとにカルテットを聴いたぞ~という感じでした。良かった~!
アンコールは、同じくモーツァルトの「ディヴェルティメント第1番」K.136から、第3楽章。「ハイドン・セット」と比べると、なんと屈託のない、若々しい音楽でしょうか。
ほんとにモーツァルト尽しの一日でした。帰りの車中は、偶然にも、まさにこのモーツァルトの「ディヴェルティメント」から、第17番と第1番を聴きながらとなりました。