子どもの頃、田舎ではあまり行列を見かけませんでした。まだ「汽車(SL)」が走っていた時代には、正確な停車は難しいようで、客車のドアが開く位置は出たとこ勝負の運まかせでした。いきおい、乗客がどっと殺到しますので、列を作って待っていてもあまり意味はなかったのです。
都会では、比較的早く行列を作って並ぶ習慣ができていたのは、戦時中の配給の影響というよりも、鉄道の電化が早かったためではないかと思います。電車ならば、比較的正確な位置に停車できますので、押し合いへし合いして殺到するよりも、並んで行列を作って待つ方が合理的です。このあたりの事情は、都会暮らしの長い年配の方に、いちど聞いてみたいところです。
都会では、比較的早く行列を作って並ぶ習慣ができていたのは、戦時中の配給の影響というよりも、鉄道の電化が早かったためではないかと思います。電車ならば、比較的正確な位置に停車できますので、押し合いへし合いして殺到するよりも、並んで行列を作って待つ方が合理的です。このあたりの事情は、都会暮らしの長い年配の方に、いちど聞いてみたいところです。