様々な分野で、人手不足が大きなテーマとして取り上げられるようになりました。一昔前ならば就職氷河期と言われ、若い人が職に就くことが難しい時期が続いていたのに、最近は若い人を採用したくても採用できない、むしろ、そもそも応募してもらえないという状況が珍しくなくなってきているらしいです。
根本的な理由は、もちろん少子化にあるわけですが、具体的にどのくらい違うのか?
例えば山形県を例にとると、団塊の世代にあたる昭和23年生まれの出生数は42,059人、今年65歳を迎える昭和27年生まれが34,327人に対して、今年18歳となる平成10年生まれの出生数は11,030人、新成人世代の場合は11,643人だったそうです。実に出生数にして4~3分の1にまで減少していることになります。
社会減を考えると出生数で比較してもあまり意味がない、現在の山形県人口ではどうなのか、という考え方もあるでしょう。国勢調査をもとに、山形県の人口を世代別に比較した結果で比較してみると、
となります。明らかに、1980年には定年退職でリタイアする世代の人数よりも、働き始める若い世代の人数のほうが上回っていますが、2015年になると、リタイアする人数の半分以下になってしまっています。
こうなると、希少な若者世代を働き手として獲得できるかどうか、競争が起こってくるのは自然な流れです。まずは待遇面で影響があらわれてきているのでしょうが、定着率まで考えると、結局は若い世代に柔軟に対処できるソフトな対応力が問われてくるように思います。たぶん、長時間労働で使い捨てるようなやり方を取ってきたところは人が集められずに、事業の継続が困難になっていくのではなかろうか。なかなかスゴイ時代です。
根本的な理由は、もちろん少子化にあるわけですが、具体的にどのくらい違うのか?
例えば山形県を例にとると、団塊の世代にあたる昭和23年生まれの出生数は42,059人、今年65歳を迎える昭和27年生まれが34,327人に対して、今年18歳となる平成10年生まれの出生数は11,030人、新成人世代の場合は11,643人だったそうです。実に出生数にして4~3分の1にまで減少していることになります。
社会減を考えると出生数で比較してもあまり意味がない、現在の山形県人口ではどうなのか、という考え方もあるでしょう。国勢調査をもとに、山形県の人口を世代別に比較した結果で比較してみると、
世代/年 1980年 2015年
20~24歳 73,355 42,706
60~64歳 61,067 88,752 (人)
となります。明らかに、1980年には定年退職でリタイアする世代の人数よりも、働き始める若い世代の人数のほうが上回っていますが、2015年になると、リタイアする人数の半分以下になってしまっています。
こうなると、希少な若者世代を働き手として獲得できるかどうか、競争が起こってくるのは自然な流れです。まずは待遇面で影響があらわれてきているのでしょうが、定着率まで考えると、結局は若い世代に柔軟に対処できるソフトな対応力が問われてくるように思います。たぶん、長時間労働で使い捨てるようなやり方を取ってきたところは人が集められずに、事業の継続が困難になっていくのではなかろうか。なかなかスゴイ時代です。