TOブックス刊の単行本で、香月美夜著『本好きの下剋上』第3部「領主の養女IV」を読みました。本巻で印象的なのは、下級騎士ダームエルと中級騎士ブリギッテの恋、それに領主ジルヴェスターの姉で上位領地アーレンスバッハに嫁いだゲオルギーネの登場でしょう。

死にかけて体内で固まっている魔力を溶かすための薬「ユレーヴェ」を作るために、ローゼマインは素材収集に出向きますが、今回は「リーズファルケの卵」。素材収集はどうしてもワンパターンになりがちで、リュエルの実のときの失敗のような劇的な盛り上がりにはなりません。むしろ、エーレンフェストの南、植物紙を産業とすることにいち早く取り組む辺境イルクナーのおおらかさが印象に残ります。なるほど、ブリギッテはこういうところで育ったのか、と納得です。
下町では、姉トゥーリがギルベルタ商会でお針子修行というよりも立体的な花の髪飾りの技術を引っさげてスカウトされます。ベンノたちが売りだした本や知育玩具など、城での販売会は大成功のようです。
それにしても「天然クン」ヴィルフリートは、やっぱりもう少し空気を読んだほうが良いと思うなあ(^o^)/

死にかけて体内で固まっている魔力を溶かすための薬「ユレーヴェ」を作るために、ローゼマインは素材収集に出向きますが、今回は「リーズファルケの卵」。素材収集はどうしてもワンパターンになりがちで、リュエルの実のときの失敗のような劇的な盛り上がりにはなりません。むしろ、エーレンフェストの南、植物紙を産業とすることにいち早く取り組む辺境イルクナーのおおらかさが印象に残ります。なるほど、ブリギッテはこういうところで育ったのか、と納得です。
下町では、姉トゥーリがギルベルタ商会でお針子修行というよりも立体的な花の髪飾りの技術を引っさげてスカウトされます。ベンノたちが売りだした本や知育玩具など、城での販売会は大成功のようです。
それにしても「天然クン」ヴィルフリートは、やっぱりもう少し空気を読んだほうが良いと思うなあ(^o^)/