電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

思わず嬉しくなる話

2019年12月01日 06時01分42秒 | Weblog
世間では、毎日うんざりするほど悪い話を聞かされます。死んだ・殺した・騙した・だまされた・云々。こういうのが報道だとすると、ニュースなど見たくもないという気分にすらなってしまいそうです。

これに対して、思わず嬉しくなったり勇気づけられる報道というのもあります。めったにないのですが、例えば新潟中越地震の際に、最後の避難所となった学校の体育館をきれいに掃除・後始末をして帰る話(*1)などです。

先日、重い色覚障碍を持つ米国の12歳の少年が、色覚補正メガネを使って、生まれて初めてあざやかな色を感じた動画が話題になっているのを知りました。Livedoor News(*2) によれば、理科の授業中に、同じ色覚障碍を持つ校長先生が色覚補正メガネを渡したときの様子を撮影したものだそうです。

Colorblind Boy Cries After Seeing Color for First Time


おそらく、彼の感動はそれまでの経験を塗り替えるような大きなものだったのでしょう。調べてみたら、こうした動画は他にも多数あるようなのです(*3)。

これらの動画で、色覚補正メガネ(*4)というものがあることを初めて知りました。壁に貼られた周期表の色、分子模型の各原子の色はもちろん、様々な化学変化の色彩など、色を通じて感知することはたくさんあります。例えば打ち上げ花火を見ての感動にも自然に共感することができるでしょうし、当地の例で言えばサクランボの選果もできるかもしれません(^o^)/ 日常生活の上での恩恵は言うまでもないことでしょう。当方、祖母が緑内障で若くして失明し、光のない生活を送った様子を知るだけに、他人事でないほどに嬉しく感じます。この少年に限らず、多くの色覚障碍を持つ人が技術の恩恵を受けられるようになってほしいものですね〜。

(*1):普通の庶民のモラルの高さ〜「電網郊外散歩道」2004年12月
(*2):色覚障害の12歳少年、初めて"色"を見て感動の涙〜Livedoor Newsより
(*3):たとえば、誕生日のプレゼントでこのメガネを送られた66歳のおじいちゃんが感動して言葉を失う場面 など。
(*4):色覚補助メガネとは〜メガネスーパーのページ

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