電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

お下がりノートPCにTeX/LaTeX環境を導入整備する

2022年09月18日 06時01分06秒 | コンピュータ
子どもが使えなくなった hp のノートPCを処分して Mac にするというので、それならばともらい受けて、春に Ubuntu Linux 20.04LTS を導入しました。使えないというのは確かで、Windows10 が遅いというだけでなく、本体のキーボードに一部ですが使えないキーがあるようです。ただし、外付けキーボードとマウスを接続すると、なんとか正常に動きます。そんなわけで、Spotify を導入(*1)するなどして、リビングの Windows デスクトップPCを処分した後継機としてときどき使っているところです。

ところで、私が仕事に使うには文書組版システム TeX/LaTeX の導入が望ましいところで、とりあえず TeXLive を導入することとしました。

$ sudo apt install texlive-lang-cjk
$ sudo apt install texlive-fonts-recommended
$ sudo apt install texlive-fonts-extra
$ sudo apt install xdvik-ja

けっこう時間がかかりましたが、なんとか終了。
他に、gv, tgif, inkscape, mimetex, latexdiff などを導入して環境整備は一段落。本当は Emacs に YaTeX を導入して使えるようにしたいところですが、とりあえずは

$ gedit sample.tex &
$ platex sample.tex
$ dvipdfmx sample.dvi
$ evince sample.pdf &

として、作成した pdf ファイルをプレビュー、印刷できるようにしました。これならば、当座の必要には足りるでしょう。


(クリックすると拡大します。ブラウザの戻る←ボタンで記事に戻ります。)

しかし、今は果樹農家の爺さんがコンピュータ組版で TeX/LaTeX 文書を扱うというのは、あまり目にしない状況ではあるなあ。オリジナルの TeX 開発者である Knuth 先生は1938年生まれだから、今年で84歳、一時は前立腺癌を罹患したとの報道もあったけれど、まだまだお元気なようであるし、LaTeX を開発した L. Lamport 氏も1941年生まれの81歳、両先生の爪の垢を煎じて飲んだら、私の独学に今からでも効き目があるのだろうか(^o^)/

(*1): 子どもが不要になったノートPCにLinuxをインストールする〜「電網郊外散歩道」2022年5月


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2 コメント

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Unknown (kiri)
2022-09-18 22:41:45
こんばんは。
近年、PC周辺機器と本体が弱弱しくなったように思いますが、どうでしょうか。

WIn95が出た頃は、堅牢だったように思います。
今や、弱弱しいです。
ちょっと勢い余ってキーボード叩くと、反応悪しです。

>外付けキーボードとマウス
これが良さそうに思います。お薦めはございますか?

昔はエルゴノミクスとか人間工学とか、インターフェースがもてはやされましたが、今や聞かないですね。
やっぱり日用品のような使い捨てで、一定期間で廃棄してまた次を使うのでしょうか。そんな気がしてならない今日この頃です。

ただ、一方で自分の手が老化しているのかもしれません(笑)。
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kiri さん、 (narkejp)
2022-09-19 08:17:37
コメントありがとうございます。ほんとに、近年のPCや関連機器の耐久性は落ちましたね。昔のPCは丈夫でした。技術の進歩に取り残されるほどで、あの頃の「どうせすぐ古くなって買い換えなきゃいけないから適当に壊れてくれたほうが」みたいな感覚が主流になってしまったのでしょう。PC本体で6〜8年くらい使えると良いのですが(^o^)/ あ、今はLinuxでそのくらい使えているのか(^o^)/
外付けキーボードとマウスの件、メインPCにはPFUの HappyHackingKeyboard Lite を使っており、コンパクトで気に入っています。昔と違い、仕事で大量の数字をテンキーで打ち込むこともありませんので、テンキーのないタイプで大丈夫でした。マウスは、なかなか良いものに出会えません。有線で手になじむ大きさのUSBマウスを今も探しているところです。
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