昔の話ですが、1960年代の NHK-FM は、スイッチを入れれば音楽が流れるようなもので、作業をしながらBGMのように楽しむことができるという点で、たいへん具合が良かったように思います。ところが、いつ頃からでしょうか、民放ラジオのようにおしゃべりが主体となり、音楽を流しっぱなしのジュークボックス(*1)のような利用には適さなくなりました。
最近は、YouTube や Spotify など、お目当ての曲を聴く手段がだいぶ増えてきましたが、これらも流しっぱなしにしていると広告が割り込んできて、しかも「会員になってお金を払えば広告は入らないよ」と誘われる仕組みになっているようです。音楽を遮ってしゃべりだす広告には思わず反感を覚えてしまいますし、月額980円、あるいは年額9,800円などの会費を払い続けるに値するほどの利用はたぶんしないでしょう。むしろ、小規模とは言え今まで蓄積してきたLP/CD等のライブラリを何度も聴きたい気持ちのほうが強いです。
私の場合、今は簡易なデスクトップ PC-audio が主体になっていますので、Linux PC 上の Rhythmbox という音楽再生ソフトで、広告に邪魔されることなく長時間ずっと音楽を流し続けることは可能です。ただし、「長時間ずっと好みの音楽を流す」には少々工夫が必要で、それには同ソフトウェアの「フィルタ」機能が役立ちます。
Rhythmbox の「レンズ」ボタンをクリックすると、PC に蓄積された音楽データの中から、キーワードに合致する曲を選択して一覧してくれます。例えば「Piano Trio」と入力すると、ブラームスのピアノ三重奏曲やドヴォルザークのそれ等を表示するので、最初からずっと再生していけば、いろいろな作曲家のピアノ三重奏曲を流しっぱなしにできる、という仕掛けです。
よく晴れた秋の夕方、果樹園から帰って着替えながら「Dvorak」を連続再生すると、交響曲や協奏曲、室内楽、歌曲などがずっと流れ、気分はドヴォルザーク色に。ちょいとユーウツな気分であれば、「Andante」と指定してやると、バッハのブランデンブルグ協奏曲の第2番と第4番とか、バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」とか、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番とか、Andante と記載のある楽章を再生します。途中でストップして翌日に続きを聴きたければ、PC の電源を shutdown せずに suspend すれば、翌日また続きを再生できます。私の場合は Linux PC ですので Rhythmbox を使いましたが、Windows 上の音楽ツールでもでも同様のことができるはず。ちょいとフィルタを工夫すれば思いがけない演奏リストになることもあり、使い方を工夫すれば、なかなか便利なものです。
(*1): ジュークボックス〜Wikipedia の解説
最近は、YouTube や Spotify など、お目当ての曲を聴く手段がだいぶ増えてきましたが、これらも流しっぱなしにしていると広告が割り込んできて、しかも「会員になってお金を払えば広告は入らないよ」と誘われる仕組みになっているようです。音楽を遮ってしゃべりだす広告には思わず反感を覚えてしまいますし、月額980円、あるいは年額9,800円などの会費を払い続けるに値するほどの利用はたぶんしないでしょう。むしろ、小規模とは言え今まで蓄積してきたLP/CD等のライブラリを何度も聴きたい気持ちのほうが強いです。
私の場合、今は簡易なデスクトップ PC-audio が主体になっていますので、Linux PC 上の Rhythmbox という音楽再生ソフトで、広告に邪魔されることなく長時間ずっと音楽を流し続けることは可能です。ただし、「長時間ずっと好みの音楽を流す」には少々工夫が必要で、それには同ソフトウェアの「フィルタ」機能が役立ちます。
Rhythmbox の「レンズ」ボタンをクリックすると、PC に蓄積された音楽データの中から、キーワードに合致する曲を選択して一覧してくれます。例えば「Piano Trio」と入力すると、ブラームスのピアノ三重奏曲やドヴォルザークのそれ等を表示するので、最初からずっと再生していけば、いろいろな作曲家のピアノ三重奏曲を流しっぱなしにできる、という仕掛けです。
よく晴れた秋の夕方、果樹園から帰って着替えながら「Dvorak」を連続再生すると、交響曲や協奏曲、室内楽、歌曲などがずっと流れ、気分はドヴォルザーク色に。ちょいとユーウツな気分であれば、「Andante」と指定してやると、バッハのブランデンブルグ協奏曲の第2番と第4番とか、バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」とか、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番とか、Andante と記載のある楽章を再生します。途中でストップして翌日に続きを聴きたければ、PC の電源を shutdown せずに suspend すれば、翌日また続きを再生できます。私の場合は Linux PC ですので Rhythmbox を使いましたが、Windows 上の音楽ツールでもでも同様のことができるはず。ちょいとフィルタを工夫すれば思いがけない演奏リストになることもあり、使い方を工夫すれば、なかなか便利なものです。
(*1): ジュークボックス〜Wikipedia の解説
若い人は、自分のCD等をたくさん集めているのはまれでしょうから、音楽配信の有料サービスにお金を払っても意味があると思いますが、自分のLPやCD等をたくさん集めてしまった年配者は、音楽配信の有料サービスはそれほど魅力を感じないのかもしれません。
バナー広告などもカットしてくれる上、YouTubeでも広告をスキップし続けてくれます。
ただ最近では、YouTubeから「ロハで使うなら広告フィルタを解除しろ」とメッセージが出て停止することが増えましたが……。
最近はどのWEBサービスも有料会員への切り替え希望が強く感じられます。
たぶん有料会員からも不満があるんじゃないか。無料で使ってる奴ら、けしからん、みたいな。
以前は、有料会員には有料会員のメリットがあったけどだんだんそれもなくなってきたのかな?
あるいは「自分は有料会員だから」という自尊心だけじゃやってられなくなったとか。
ましてや広告ブロック、広告スキップなんて機能を使われたら、サービス事業者もたまったもんじゃないでしょうね。
それを「世知辛い」というは、やっぱり一方的かもしれません。
だけど、月額いくらでもいいけど、支払い方法がクレジットカード一択というのが気に入らない。
集金する側の都合だけで決められているのが気に入らないんです!
クレジットカードという財布に手を突っ込まれるようで、気持ち悪いんです!
っていうのも、老人の感覚なのかなあ。