爆音爆音をたてて走り回る君君の命の輝きバイクのマフラーで夜の静けさを破る破音は怒り社会が壊れる犬がおびえて吠える猫が身を竦める君は夜陰のヒーローを演じるパトカーのサイレンはまだならない君は夜のキャンパスを走りまわる怒りを燃やせ怒りの炎を燃やせ心の叫び己が抹消される前に透明な法的刃をボロボロに生きずらいねと赤ショービンはなく一人一人間引きされる明るい闇世の明るい地獄をさまよう日常の狂いを多死社会 . . . 本文を読む
小池昌代さんの詩で良かったのは「獣たち」と「階段の途中」あとがきにかえて、である。他はしおりにも書いているように技法の詩人だという事がわかる。つまり感銘を受けなかった。時間の重層性を意識した詩編は面白いとは思ったが、隙間を切り取り、重ねているような手法なのか、彼女の詩についての詩論など読んだことがないので~。ああ、もう一冊読んだ記憶は残っている。確か学校のプールで死んだ子供についてだったか~。日常 . . . 本文を読む
今月の末までには第72号が発行されるのでしょう。この詩誌は店頭に並ばないので、ちょっと寂しいですね。数冊でも並んでほしいです。ほとんどが、無料で、多くが全国の詩人たちや、関係者に発送されます。 . . . 本文を読む
朝、思いつくままに書いたので、また推敲が必要。詩語ってなんだろう。試行錯誤しながらことばを編んでいる。メタファ―なんだと思うけれど、散文でもなく、哲学でもなく、ほのめかしのような暗示のような、それでいて飛翔感があることばとは~?まだ推敲が必要なようだ。明後日までには完成させなければ~。 青いベンチ 青いベンチの横の . . . 本文を読む
(庭のシークヮーサーの花)八重洋一郎さんは、『日毒』の衝撃的な詩集を出された時に受賞しても良かった方ですね。『日毒』が日本の現代詩人界に与えた影響は少なくはなかったように思えます。『日毒』には「琉毒」も入っていました。八重さんの第41回現代詩人賞の候補詩集は『転変・全方位クライシス』です。物凄くディストピアのテーマで世界を描いている印象です。日本現代詩人会 ← 詳細はこち . . . 本文を読む
今日が締切の詩になかなか向き合えなくて、ようやく3日前から取り組んだ。山之口貘さんが、一遍の詩を仕上げるのに何枚も紙に書きなぐっていたことは、なるほどと実感できる。散文を削いでいく作業に時間がかかるのだ。詩語とはなんだろう?余分な説明を抜いて行くのは意外とたいへんだと分かる。一本の長い後ろ足が取れたクツワムシに衝撃を受けた。そしてこの間、激しく庭で鳴いていた虫の正体が彼だったことが分かったのは、最 . . . 本文を読む
(低空飛行で爆音がキャンパスを毎日襲います!)以前イソヒヨドリに魅了されて書いていたこのブログの中から、幾分書き直してみました。削ぎ落とすことの大切さがわかります。こちらもゲラの後で修正する可能性があります。**********************キャンパスの神と名付けたイソヒヨドリがいて~チ チ チ チ チ 鶯がそして目白が飛び交う枝と枝すずやかにかろやかに君たちがそこで飛びまわるそれだけで . . . 本文を読む
小さな庭に出るといつでも何かしら驚きが待ち受けている。「日常を丁寧に描くと、シュールになるんだ」と言った詩人のことばが耳元でエコーしている。 水滴 毎年七月になると、庭の縁側の下やシークヮーサー、椿、そしてブーゲンビリアの幹や葉の上にクマゼミの抜け殻が残 . . . 本文を読む
小さな庭の小さな驚きに出会った出来事。前にもブログで書いたような気がするが~。 水滴 (まだ手を入れる必要があり!) 毎年七月になると、庭の縁側の下やシークヮーサー、椿、そしてブーゲンビリアの幹や葉の上にクマゼミの抜け殻が残されていく。その数は20~30個ほどだろうか。ふと成虫になる前の羽化の様子はどうなっているのか、今まであまり気に留めなかったことが気にな . . . 本文を読む
結局、以前即興的に書いた詩に手を入れた。新しい詩も昆虫である。それは今から構成していく予定。ことばを削いだり付け加えたり、その過程はワクワクする時間だという事はそのとおりだ。小説と同じように、作り物である。実体験や経験が根っこにあり、それを多様な視点や思いの中に再構成していく。以前吉田スエ子の「嘉間良心中」を脚本にした。英語とウチナーグチや日本語のちゃんぷるーだが、その脚本はNoteにUPしょうと . . . 本文を読む