「死者とともに生きる感覚、空間が沖縄には充満している」と語る山城知佳子さんの感性・知性・叡智あふれる作品は、ときめかせるものがある。戰爭証言のヴィデオアート作品は類似する作品の模倣性があったとしてもそれは極めて沖縄の表現だった。戰爭という悪夢(残虐な人間の殺し殺される行為、その証言)を自らの身体で感受し作品化していくその創造(想像)にエールを送りたい。
政治や経済のリーダーたちの新年会の写真(紙 . . . 本文を読む
那覇在住が長かったH氏賞受賞者高木敏次さんが1月15日から台湾に移住するとの話を耳にした。詩集『傍らの男』で大勢の中に紛れる個を喪失された現代人間の孤独を(なにもなさ)を描いた氏は、台北(?)でまたどんなことばを紡ぎ出すのだろうか?楽しみである。アジア性など、アジア的なものがことばに滲んできたら面白いけれども、氏は日本語の表現をきわどく追求しているようにも思える。実態としての歴史と文化、通時性や共 . . . 本文を読む