去年2月と3月に開催した「組踊の系譜」関連のシンポジウムをまとめた冊子は、最初できた物にミスが散見したのでまた改めて少し中身をきちんとして1月以内には関係者にお渡しできると思う。天野先生にも改めてチェックしていただいた。狩俣恵一先生の論稿も実にインパクトがあり、わたしがパワーポイントで紹介した中身に肉付けされている。熱い論議も田場裕規さんが書くように「かなり白熱した議論の中心にあったのは三間四方の . . . 本文を読む
田中優子さんの研究報告書を読んだばかりだが、以前沖縄に来られたときお話したことがある塩見さんが「吉原」について書かれていることをネットで知った。氏のブログを東京新聞で記者をしていた女性から教えていただきそのブログを見てみると多くの著書の中に『吉原という異界』があった。早速取り寄せた。以前『浅草弾左衛門』の長編小説を読んで感銘を受けた事がある。小田原に住んでいた塩見さんのお宅にお邪魔したこともあった . . . 本文を読む
注文していたPrattの本がやっと届いた。ペパーバックで second editionである。p8-p12が文化批評や文芸批評で昨今取り上げられているコンセプトである。文芸批評の場合、日本中央の沖縄へのWオリエンタリズムが気になるが、日本を中軸に据えた論の立て方を意外と沖縄の人文系の研究者はやっているのね。沖縄から欧米に飛んで学んだ方々の論調は360度のアンテナを巡らしているので、日ー沖的なニ項対 . . . 本文を読む