
そのためには自らの内臓を抉り出す努力が必要ななんだね。日本の知識人も少しは自らの恥ずかしや疚しさの底に潜んでいるものの正体を暴き出しているのだろうか?
沖縄とまっすぐに対峙できる哲学者や思想家、研究者が登場したことはいいね。
「演劇はラディカルですよね」
「権力との癒着もあるね」
「権力の犠牲(にえ)でもあってね」
「んんんん」
「人が二人以上集まるのは権力にとっては怖い存在ですよね」
「んんん」
「制御された安保法案の反対デモでね」
「60年安保を体験した過去を振り返ってもどこかお膳だてされているようなね、ところがあってー」
「それでなぜ沖縄が出ないのかと疑問をもってプラカードに沖縄を入れたんだ」
「どこかおかしい日本ですよね」
「もっとそれがもろに感じられるところが沖縄かもしれませんね」
「んんんん」
「おかしいと感じている人が多くなると」
「でも選挙では自民党なんだね」
「大衆の誘導された蒙昧さ?それとも生きる知恵なんでしょうか?」
「一億で戦争に突進していったあの熱気」
「9・11の後のアメリカも同じだったね」
「同じからくりがどこにも出没なんですね」
「その網から逃れる術が必要だね」
「妄信は死への行進曲だろうか」
「個に立ち戻ることかもしれないね」
「集団と個」
「個の思想なんだね」
「あの方々の神聖さ?」
「人は人として平等なんだよ」
「人の上に人を作らず人の下に人を作らず」
「格差」=「差別化」「奴隷化」はあってならないはずなんだ!
「経済格差」で世界システムが動いている!
「個性と文化の多様性があって格差を取っ払った世界」
「それぞれのエスニックな個人が地球人として生きている未来」
「限りなく多様なエキスが混ざり合い共生しあう世界」
「信じられる明日・昨日・今日」
「陣営ごっこはいいね」
「そうね!」
「個の峻厳さ」
「個であること」
「美・醜」
「美は醜を醜は美を」
「孕み」
「たゆまない螺旋」
「リーリリリリー りーりりりりりー」
「コオロギがひねもす鳴いている」