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(クロスケは新聞が好きなのらしい!)
正直、困ったものだと思いながら、好きなだけ紙面の上に座らせている。その後、寂しがり屋のクロスケは前足で踏む行為を繰り返して膝の上にやってくる。しばしの安らぎの時間だろうか。赤子の頃の習性を繰り返しているらしいと小耳にはさんだ。母猫の乳を吸う行為の痕跡だという。
先日久しぶりに散歩に出かけた公園でも黒と白のぶち猫は膝の上にやってきてしばしうずくまった。安らぎを求めてなのだろうか、単純に温もりを求めているのだろうか。
時々家猫たちを抱きしめて「大好きだよ」と言ってあげる。
言葉の意味が通じているかどうか、わからないが、こちらの問いかけに、「あーい」と答えるシーバもいる。何らかの声を発して応えてくる。彼らはよく観察している。よく耳をそばだてて聞いている。そして普段聞き慣れない音には敏感に反応して、さっと動く。
猫は凄い。
かつて英語論文を発表していく授業を何年も続けていた時、猫は水であるとのテーゼを実証しようとした面白い論文を発表した学生がいたが、まさに猫は水のような流動性、柔軟さをもった生き物だと実感する。
敏捷性も生きる術なのだろう。