
井川一久氏の提言は未来ビジョンでありえる!キーストーン沖縄は朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争などなど、常に戦後の米軍が展開する世界戦略の一端をになってきた(いる)基地(キーストーン)でありつづける。日米安保の踏み石であり、麗しい日本国憲法の隠蔽(嘘偽り)を担わされてきた(いる)亜熱帯の島である。
「沖縄は自然エネルギーや海洋資源研究、文化交流の国際的拠点を目指し、戦略的に平和的キーストーンを目指すことの重要性」を主張した井川氏のことばにうなずかざるをえない。
それは昨今の仲井真知事の全基地閉鎖につながる発言である。全基地撤去、それは広大な嘉手納を含めて、すべての沖縄の米軍基地をそして自衛隊基地を撤去させ、琉球弧を未来ビジョンの平和キーストーンにする方向性を目指したい。きな臭い戦争の色を払拭し、不可侵地域=平和推進基地沖縄を世界にアピールする。アジアの平和文化交流拠点を嘉手納や普天間に設立するのもいいね。
米軍基地や自衛隊基地と隣合わせの琉球弧を返上する運動が必要だ。それには「戦争をしない平和条約」を沖縄は個別に中国や台湾や朝鮮半島の国々、アメリカなどとも締結すること等も視野に入れたい。美しい日本国憲法は未来の理想でありえる。核の傘の欺瞞も軍備ではなく科学技術や平和推進政策で乗り切るビジョンが求められている。現況が軍事による力のバランスによってなりたつ世界である限り、力の均衡が重要な課題でありつづけるのは確かだろう。しかし、殺戮しあう未来を誰も望んではいない。一部の老害のような右翼政治家主導のメンタリティーを除いてはー。
もはや一国では世界は成り立ち得ない中で、いかに互いの関係性を殺し合わない関係性へと止揚させるか、問われ続ける。相互に平和に暮らせる地球社会を目指す文化運動の展開は、科学技術や民主主義のより公平な開かれた制度を追求せざるをえない。地球の一部としての人間、多様な社会構造、多様な文化を見据え、従来の価値観を検証し、新たにより良き制度を創設し、時代の変容にそって未来を取り込んだ倫理観が求められている。再創造、再構成(構築)が常に問われている。