(原種のアカバナーかな?)
(ヘリの騒音が朝からうるさい昨今である。市内上空も演習場かな?秋空はどこか澄んでいるようなそうでないような色合い)
(犬との散歩の途中でみつけた朝顔、薄紫色が特徴だ)
アカバナの花の朱色は血の匂いはしない
後葬の花と呼ばれる
死がまとわりつく花の朱
仏桑花という題の沖縄芝居がある
友情とリベンジ、裏切り、嫉妬、愛のトライアングルがある
アカバナの花はグソウ花、主人公の里之子はアカバナの花に
自らを喩え死んでいく。
アカバナはグソウ花、友情の証だったか
アカバナはままごとの花、ぬめぬめした手触りが残る
あれから時が矢のように飛んで消えた
アカバナは
目立つ朱
目立つ色合いが
いつでも惹きつける
アカバナを見ると
世の限り
意識させられる
アカバナは気づきの朱
朱は目に痛い
でも朱はいい
朱は緑に映える
アカバナの属性(俗性)
はありふれたもの
それが当然の日常
だと
天を睨むのでもない
見つけると
デジカメに収めたくなる花