志情(しなさき)の海へ

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日米の対沖縄「構造的差別」は目取真俊の『虹の島』が明快!酷さがセクシュアリティ収奪のメタファーで!

2013-02-10 10:27:19 | 表象文化/表象文化研究会

目取真さんの「くさりヤマトゥ」(腐り大和人)のことばがいいね。「くさりアメリカー」もそうだ。「くさりウチナーンチュ」もいるね。人間の生き死にを操りその血を魂を吸い取るいかなる構造も許さないという強烈な意志に見える。

制度の陥穽がここかしこにあり、人間の知恵の現在だが、フランス軍のマリ侵攻に見えるように、実はあのフランスでさえアフリカに権益を多大にもっていて、帝国主義国家であるのだからね。国家に対する幻想はもはは常にスケプティカル(懐疑的)にならざるを得ないのだろう。

世界の歪み、格差の局地で蠢く欲望と絶望、高みから数字(数値)を見下ろす知や権力の視点は結構で、数字が生身の人間だという事実を見据えない傲慢さがまかりとおる。市民、個人レベルでそうした世界のパワーポリティックス(power politics)の位相の中に身を置いている(置かされている)のも事実でそれは好き嫌いの問題ではなく、存在そのもののヒエラルキーの枠にハメられてしまっている。それから逃れる方法は創造(想像)の世界のみだろうか?

 


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