逆手洋二さんのブログを見て驚いた。あの「カタブイ、1972」が今年の優秀作品ということである。内藤裕子さんは今脚光を浴びている劇作家・演出家なのらしいけれど、「悲劇喜劇」が「ライカムで待っとく」ではなく、「カタブイ、1972」を選んだことにちょっと中央の視線にがっかりという所。Twitterで見る限り圧倒的に「ライカムで待っとく」への意見が多い。『カタブイ、1972』は若者には受けないね!凡庸なイメージが浮かぶ。
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THEATER OFFICE NATORI 名取事務所のサイトに以下の紹介がありました!
『カタブイ、1972』が第10回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞致しました。
https://www.hayakawa-online.co.jp/new/2023-01-18-120025.html
この度、エーシーオー沖縄・名取事務所復帰50年企画・共同制作『カタブイ、1972』が第10回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞致しました。 キャスト・スタッフの皆さま、ご観劇いただいた皆さま、今まで公演に携わり支えてくださったすべての方々のお陰です。ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
【お知らせ】第26回鶴屋南北戯曲賞に、劇作家・演出家の内藤裕子さんの「カタブイ、1972」が選ばれました。
http://www.jpwa.org/main/activity-2/nanboku-prize
2022年に上演された優秀な新作戯曲に贈られる第26回鶴屋南北戯曲賞(光文文化財団主催)に、劇作家・演出家の内藤裕子さんの「カタブイ、1972」が選ばれました。エーシーオー沖縄と名取事務所の共同制作で11月~12月に上演した作品です。
その「カタブイ、1972」に波平誠治役で出演した田代隆秀さんが、第30回読売演劇大賞男優賞にノミネートされ、「優秀賞」が決定いたしました。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/stage/20230119-OYT1T50218/2/
皆様に御礼申し上げます。
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上の名取事務所のサイトを見て、日本の現代演劇の動向はよくわからないけれど、何やら、おだやかな保守性を意識させられた。予定調和的な脚本のどこがいいのだろうか。プロデュース凄腕のACO沖縄だから、また再演があるだろう。今度はしっかり観たい。戯曲を読んで凡庸さを感じたのだが、どこが良かったのだろうか。
「ライカムで待っとく」が岸田戯曲賞を受賞することを期待したい。
復帰50年記念・優秀作品が「カタブイ、1972」では物足りない。新劇の流れなんだね。それが一般受けするというのだろうか。ツイターで見る限り、カタブイへの声はあまりツイートされていない。しかし「ライカムで待っとく」の反応がすごい!やはり選者のセンスは古いのかもしれない。
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