小さな菜園に苗から植えたのがサンチュでレタスの一種だ。焼肉とよくあうという野菜だが、昨今はじめて植えたのが収穫できるまで大きくなった。色が鮮やかで虫もつきにくい。カタツムリは相変わらずだが~。
野菜の一株を取って台所においていた。水につけていたら新鮮さは保っていた。さていざ野菜を洗ってきざんだ所、なんとカメムシのあの独特な臭いがやってきた。よく見ると小さな小さな茶色いカメムシがいる!そして同じく小さな小さなカタツムリの子供も!やれやれ!
しかし小さな小さなカメムシが臭いで存在を示していることに驚いた。野菜の中に身を潜めて台所の野菜かごの中で生息していることが詩にならないだろうか。詩篇の締め切り前に、テーマは決まった。カメムシの事などいろいろとネットで調べていた。
身近な生き物たち、タイワンクツワムシについても書きたい。庭物語はまだまだ続きそうだ。そして野良猫の尻尾の切れたミーちゃんと子どもたちの話。まだ2、3ヶ月で家の庭に忍び込んで来た黒猫のクロスケの物語など~。
クロスケは実に愛らしい泣き声で訴えてきた。不憫に思って我が家の猫になった。里親探しもしたが、途中で諦めて、今我が家には5匹の猫たちが家の中と庭で自由に過ごしている。100メートル以内のご近所は彼らの縄張りでもある。遠くへ放浪することもあるやなしや、今の所、彼らは家の周囲以外への冒険はしていないようで、安心だが、しかしわからない。
身近な生き物たちが驚きの対象。人間界はSNSで見る限り複雑怪奇で、不穏で、不気味でかつ美しいこの世だということが迫ってくる。この社会のシステムの決壊があるようだ。
微生物も含め多様な生き物からなるこの地球。太陽の恵みの恩恵を尚更のこと感じるようになったのは庭の植物たちと触れ合い、小さな菜園を作ってからかもしれない。太陽が野菜の成長にどうしても関係している。シークヮーサーの苗も全く光を浴びないと成長しないのだ。
さてブログを書いている今不気味な軍用ヘリが上空を飛んでいく。大学のキャンパスでも低空飛行で米軍機が飛び交っている。琉球大キャンパスでは、ひねもすオスプレイが上空を飛んでいる。身近に存在している彼ら。夜の授業の間も不気味な音が何回もひびいていた昨夜だ。学生は風の音ではないの?と応答したりしていたが、上から聞こえてくる爆音はあれは軍用機だったのだ。
以前磯ヒヨドリの詩などをぞんざいに書いたりしていたが、なぜか空からの爆音への言及があるのは、3年ほど研究棟に泊まり込んだりしていた時、キャンパスのコウモリも興味の対象だったけれど、何より夜間に低空飛行する軍用機がいつも気になっていたせいだろう。空の爆音が日常なのだ。
身近な生き物たち、身近な現象が言葉のエキスとして詩に昇華できたらいいと思うが、締切までにまとめなければならない。以前書いた雑な詩篇の手直しと、新しい発見である。臭い(匂い)について書いてみたいと思ってきた。いい香りの月橘やクチナシの花についても~。ちょっと集中しないといけないが~、何かと心は忙しい。
最近寝床にやってきて一緒に寝ているシーバやユースケがいる。彼らの呼吸に合わせてみると少し早い。鼻で呼吸している。時々咳き込むような素振りもある。人間とDNAが80%類似するという猫たちである。ことばが通じたらいいな~。