
7月になるとセミの抜け殻があちらこちらに散見され、絶対羽化を見たいと思って、今年はじめて実現した夏だった。抜け殻はそのほとんどがクマゼミである。
「夕方から夜にかけて羽化する」と紹介したサイトがあり、実際に夕方以降に羽化を目にすることができた時はとても嬉しかった。およそ20年間この家に住んでいるが、一度も羽化を見たことがなかったのだ。
関心がなかったのも事実である。庭に目を向けたのは3、4年前から~。庭は小鳥たちの楽園のようで、年中鶯や目白が鳴いていたゆえでもある。庭の主が病に倒れてから庭が気になったのだった。一部を菜園にしたが、また草木が生い茂っている。上へ上へと伸びている。植物にはかなわない。
昨今驚いたのは、クマゼミだけではなく、クロイワツクツクがこの庭に生息しているということだ。
うるさいほどのクマゼミの鳴き声は耳にこびりついているが、クロイワツクツクはどんな鳴き声なのか、記憶にあるわけもない。第一、そのセミの存在を意識していないので、鳴き声に気をとめてもいなかった。本当にいるのだろうか。ユーちゃんが家の中に持ち込んだのは確かにクロイワツクツクだが~。
耳を澄ましてみよう。
★YouTubeからの転載です。オオシマゼミはヤンバルの森の中、そして名護の名桜大学キャンパスで聞いたことがあります。那覇ではめったに聞かないのですが、末吉公園では鳴いているのかもしれません。クロイワツクツクも意識したことがありませんでした。これからは耳を澄まして聞いてみたいです。
★ 以下のサイトはなぜかうまくつながっていないようです。しかしYouTubeには公開されています。
クロイワツクツク 鳴き声 / Meimuna kuroiwae