志情(しなさき)の海へ

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「姉妹敵討」のオリジナル作品は「娘仇討ち白石口説」や「団七踊り」

2013-08-29 19:52:53 | 沖縄の過去・現在・未来
 
「娘仇討ち白石口説」「団七踊り」と「姉妹敵討」:茶谷十六さんのお話は良かった。舞台も印象深く!
                         (洒落が描いたお信、団七、宮城野、他浮世絵)芸能のの伝播と生命力がこのように全国で近代の帳を象徴する浄瑠璃や歌舞伎、音頭、口説...
 

今「姉妹敵討」を系譜の流れの中において、じっくり見たいと考えている。その理由は開示できないが、どうも大和から流入した芸能の沖縄バージョンの濾過された形が意外と多いのではないか、というのはその一点である。若い姉妹が親の仇討をするという、健気さがあり、そこに姉妹に向けられた眼差しの中にあったもの、ありえないありえたような物語があったということは、庶民の願望でもあったのだろうが、芸能伝播の素早さは五感が即座に創造に結びつきえる人間の感性のありようそのもので、貫かれている共通項が興味深い。か弱き女が強き男に立ち向かって親の仇を討つ、それだけで物語に引き付けられる感情のありかは、人が弱い者へのシンパシーを持ち続けることと、他者化される姉妹への独特な感情の流れもあるのかもしれない。


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