(平成6年9月から11月にかけて久高氏が沖縄タイムスに8回連載したエッセイです。)
昨今、組踊研修生や舞踊家が「琉球歌劇」に主役で出演していますね。でも久高将吉さんほどの個性的な美声の持ち主はまだまだ登場していませんね。声音に独特な個性を持つようになるかどうか、復帰以前、そして沖映時代に主役として歌劇を演じてきた久高さんの声音には年季が入っているのですね。何百回と演じてきた俳優の個性の魅力ですね。
先日歌劇保存会の役員会で久高氏から以前書かれた芝居の二枚目を演じたエッセイを見せていただき、それをブログでご紹介することを了解していただきました。平成6年の9月から八回に渡る連載です。ウチナーグチの語り表現もいいですね。「琉球歌劇保存会」は今年6月30日、国立劇場おきなわで30周年記念公演を開催します。来る4月21日には県立博物館・美術館で公演とシンポジウムを企画しております。「琉球歌劇の魅力について」です。基調講演は仲程昌徳先生です。よろしくお願いいたします。尚、30周年記念誌も将来的に資料的価値のあるものを作成すべく取り組んでいる所です。ご期待に沿えるよう関係者一同協力してがんばっています。ご支援よろしくお願いいたします。
平成6年の記事は今と違って
品がありますね。
当時はバブルがはじけて
経済成長が落ちていた時期でしょう。
沖縄はそのような経済性に負けず、
しっかり日本伝統を守っていたのですね。
そのような時代に流されず、
守るべきことを守る人が
いなくては、と思います。
人気度に関係なく
読むのに意味がある記事を書いている筆者様を応援したいです。
日本語と英語の二ヶ国語の詩篇を時に拝見して感銘を受けています。
沖縄の伝統芸能は独特な様式を持っています。何より独特な言葉と8886のリズムの音韻が特徴です。
ことばのリズム、歌のリズム、精神や身体のリズムが様式性を持たらしているのかもしれませんね。
唱えのリズムも奥深く感じます。