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志情(しなさき)の海へ

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芸能学会はもうないのですか。沖縄芸能界でとても敬愛されている三隅治雄先生は芸能学会会長!

2012-03-01 07:27:24 | グローカルな文化現象
H先生にお電話した時、「芸能学会はもうないと思うが」とお話されていたので、ネット検索してみたら出てこないのですね。芸能学会は今じゃ幻の学会なんでしょうか?三隅治雄先生は幻の学会長なんですか?

ネットで検索できない学会ということでしょうか?日本民俗芸能学会はしっかりした公式のサイトが紹介されています。でも芸能学会はネットで確認できません。民族藝術学会もきちんとした公式のサイトがありますね。でもーー?


三隅先生の愛弟子の田中英機先生も芸能学会の方なのでしょうか?

沖縄の芸能をこの間先導してこられた指導者の方々は幻の芸能学会会員?ご存知の方は教えてください!

以下は、ネットで見つけた芸能学会についてのエッセイです。芸能学会は1943年にかの著名な折口信夫氏が会長をつとめて出立している。現会長は三隅先生。でもネット検索で学会の概要が見えない学会のようですね。ネット時代に公式サイトがないのは不思議ですね。
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雑芸雑報

大道芸を中心に、諸芸能の見て歩き記録、雑感、それに自分の巡演記録など、備忘録として記していく



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2012年02月19日


芸能学会

折口信夫設立の学会。現在は三隅治雄先生が会長。その平成23年度の研究大会が蕨市文化ホール「くるる」で行われた。テーマは「春のことぶれ」。

研究発表は池原真「小正月としての無生野の大念仏」、研究報告として小川直之「韓国蝟島の願堂祭」、スライド付き講演として須藤功「絵馬にみる祭りと芸能」、そして実演として浅香怜子と春駒じゅり馬民俗芸能研究会による、春駒とじゅり馬。私の興味は最後の実演にあった。数年前にヘブンアーティストに応募してきた人たちのようだ。今日戴いた資料によれば、我々が「はるこま七福神めぐり」をはじめる以前に「千町の会」と組んで向島で春駒を演じていた人たちの流れにあるようだ。こんな形で続けているとは知らなかった。春駒は、当然ながら、我々と同じ上越地方の養蚕祝いとして演じられるもので、姿・形・歌い方、舞い方、どれもほぼ同じ。大きな違いはじゅり馬を演じていること。じゅり馬は春駒が沖縄に伝えられたもので、那覇の遊郭である「辻」に伝わり遊女たちによる芸能として伝承され、現在は地域の正月芸能として演じられているようだ。会の中心である浅香さんという方のプロフィールによれば玉川大学卒業後、日大芸術学部大学院で博士過程を終了。春駒とじゅり馬を研究テーマとしていくつかの論文もあるようだ。実演のほかに上映されたDVDによる映像資料によれば、中国との文化交流や群馬県、沖縄県などの地域文化研究会などで実演しているらしい。われわれが身銭を切りながらも門付けを実践しつづけているのとはだいぶ違う。いわゆる大道芸の復権・復活ということでは、伊勢大神楽、猿回しの猿舞座、萬歳の村田社中、徳島のでく回しの皆さんなどと交流もし、お付き合いもさせてもらっているが、ぜんぜん別世界からアプローチしている人たちがいることに驚いている。本日の催しの最後に三隅治雄先生がまとめの言葉をおっしゃったが、これが面白かった。

昭和32年沖縄から芸能の先生(名前を失念。沖縄芸能に不案内ですみません)が上京され、日程を終えてお別れの宴を沖縄料理の店で行なった。そのときまだ若かった三隅先生たち芸能研究者がじゅり馬を習って踊ったのだという。そのメンバーとは、三隅先生をはじめ金田一春彦、西山松之介、横道萬里雄・・・。なんと豪華なメンバーか。学会といえば堅苦しいイメージしかなかったが、とてもなごやかで楽しい集まりだった。

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上のエッセイを読むと「芸能学会」が確かに存在することがわかる。でもネット上でコンタクトが取れない状態なのは不便だと感じた。


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