先日観劇の帰り際にいただいた生花の中にユキヤナギが入っていて、靴箱の上に生けている。今朝愛らしい小さな小花に顔を近づけてみると、ほのかな甘い芳香がやってきた。純白な小さな花々に心躍る!
花の香りは受粉のために、蝶や蜂を引き寄せる草花の知恵だろうか。植物も生存のための思考を待っているようだ。
生物はそれぞれに生存本能を持ち、それは種独自の知を持ち、周りの環境に適合しながら生きている、というのは、一般教養ということかもしれないが、身近で感じると特別な感慨が起こる。
小さなドームの中に住んでいるような日常、不思議に満ちている。
相変わらずパトカーや救急車のサイレンが風を切るように聞こえてくる。
はるか上空ではステルス戦闘機が飛ぶ。