志情(しなさき)の海へ

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クラーナハ展を国立西洋美術館で見ました!

2017-01-07 20:34:29 | 表象文化/表象文化研究会

東京、確かに寒いが、雪が降るアメリカで3年間過ごした若い頃の体験があり、防寒は問題はないが、結構歩かざるを得ないのが旅である。アメリカ人のキャサリンが東南アジアの演劇や環境問題を研究していて、よく現地に出掛けているが、絶対ホテルは利用しないとはなしていた。ホステル利用である。彼女を真似て池袋駅に近い外国人利用者が多いような女性用のホステルに宿泊。安くて朝食まで付いている。

冒頭のクラーナハは、幸い美術館が、金曜日は夜8時までオープンなので、ゆっくり時間をとって、見ることができた。ルカス・クラーナハ(1472ー1553)は宮廷画家でドイツルネサンスを代表する芸術家、絵画の工房をもち大量生産をするなど、先駆的なビジネス感覚を持ち、何よりサロメやユデイットなど、物語上のヒロインたちを、エロテイシィズムで描き出している。それと、ルターの登場、反カソリックのプロテスタントの潮流が重なっていたのだろうか‼ある面、エクセントリックでポピュリズムも感じさせる。女性の裸体を描いた背景に、ザクセン選帝侯フリードリヒ賢明王などの注文があったことなど、生・性の本質とも言えようか。せンセーショナルな物語のイメージが描写された。母子、聖母、キリストの絵画も多い。つづく。

ipadで急いで撮ったチラシと絵葉書をupしておきますね 。ルターを支持しかつ、選帝王の意志にそって、プレゼント用の絵画を増産したとされる宮廷画家、子供と母親の絵図は子供の至福な表情と母親の静かなクールさを描いてもいる。見ているだけで幸せな気持になる絵画があるかと思えば、冷徹な神話や物語が強烈 に描かれたりもする。


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