25年前に中古で買った家には玄関先にウメモドキがありました。
毎年2回以上剪定しないとどんどん徒長枝が伸びて困るくらいでした。
植え替え前当時の写真でウメモドキを主に撮ったものは殆どありませんでしたが、この写真になんとか写っていました。(2011年当時)
車のボンネットの上の部分に元気いっぱいの状態で写っているのが分かると思います。
冬は葉が無くなって枝ぶりがわかりますので、これもやっと見つけました。
(2005年当時)
かなり細かい枝が沢山出ていました。
ところが、震災で家を新築した際にウッドデッキの脇に目隠し用として、工事の方にお願いして移動して頂いたのですが、
・移動時期が6月だった(2012.6)
・その場所の土が赤土系で悪かった
・北風がもろに吹き抜ける場所だった
の三密ならぬ三悪状態で、その年の冬には根ごと空っ風の強風で倒れたりして翌年の2013年夏には瀕死状態でもうだめかと思ったのですが、何とか復活。
でも、それから6年経っても一向に新しい枝はあまり出てこないし、葉っぱも少ない状態で色も薄いし、秋口には既に落葉するし細い古枝はどんどん枯れてしまいました。
でも、赤い実だけは沢山なっていました。
これって、もう先が見込めないので子孫を残すために実が付いたのかな?
昨年、定年退職したので徹底的に救助することにしました。
少し掘って確認すると、土の表層部にすっごく細い根が網の様に伸びていて土の中に養分が無いため表層部で何とか枯れ葉などから養分を採ろうとしていたに違いありません。
これなら絶対に元気になれる!
今年の春にプランター用の土二袋分を上に厚めに掛けてあげました。
そこへ、インパチェンスを植えて土の流出を抑えるのと、水やりを怠らない効果も期待しました。(水不足になると花が萎れるので土の状態が即座に分かります)
それと、自家製の液肥を1週間に一回掛けてあげました。
効果てきめん!
今までの3倍くらい。 いやそれ以上の細かい枝が新たに出て、夏には元気な葉っぱで一杯になりました。
5月
6月
7月
その後もずっと青々としていました。
でも、不思議な事に秋になっても全く赤い実が付きませんでした。
元気になった証なのでしょう。
子孫を残すことより枝の充実を図るのに全エネルギーを傾けたのだと思います。
そして現在は葉も全て落ちて枝ぶりが露わになりました。
場所変えして8年目にして完全復活です。
たった半年で、もの凄い復活劇でした。
植物は素直なので、愛情掛ければ必ずそれに応えて元気になってくれます。
人もそうあって欲しいですね。