一条工務店に工事を依頼したのは2011年秋。
そう、3.11の年で、我が家も大きな被害を受けての建て替え判断となりました。
様々な住宅メーカーに足を運んで、最終的に決めたのが一条工務店。
翌2012年6月に完成し、今年で丸12年。
(詳しくは2011年から2012年にかけての「建て替え新築」カテゴリで過去ブログ参照)
決め手になったのは、なんと言っても全館床暖房が格安で実現出来る事ですが、「明るくカジュアルなヨーロピアンデザイン」という謳い文句で明るいイメージコンセプトの「セゾンAタイプ」が憧れの家のイメージにピッタリでした。
セゾンAには、それ以外にも
「自分らしく暮らすシンプルスタイルの家」とか
「明るくカジュアルな欧風モダン」
と云った、キャッチフレーズもあります。
特に外観的な点では、格子窓の出窓や3連窓にフラワーボックス、それと明るい屋根のフラット瓦が何とも自分の持つイメージピッタリで、他のメーカーには無い独特の雰囲気を醸し出しています。
勿論、そのイメージを活用せず違った外観にも出来ますが、そこはその人の感性によるものでしょう。
多分、右側の鳩小屋が無いとイメージ違ってしまうよね。
屋根の形状も気にせずお任せの人も多いようですが、この形状になるように設計してあります。
鳩小屋の全体との比率など、ここは最初からこだわった所です。
家の中に居ても、格子窓はそのイメージが感じられます。
正面だけでなくその側面にもフラワーボックスを付けてあります。
離れてみるとこんな感じ。
後ろ側は地震に強くなる様、全部フラットにしてあります。
普通の来訪者はほぼ上は見ないのでフラワーボックスの花に気づくことは有りません。
あくまでも朝起きて窓を開けて水を注す行為が良いんです。
花の状況を見ながら家周囲の景色も楽しんで気温なども肌で感じます。
それから一日を始める。
人に見てもらうためのものではありません。
これらは、40代からイメージしていた定年後の自分のライフスタイルにピッタリ合った夢の実現であり、それから20年以上経ってその今を生きています。
その家のイメージを中心に、庭の設計もして自分がその空間に居る事の幸せ感を満喫できています。
今、右側の部分はマンネングサを自然に任せて増殖中です。
雑草が生えてる訳ではありません。
玄関の扉を開ければ庭の景色が目に飛び込んで来ます。
家は、デザインと機能性両方が良くなければ、いくら機能性だけ凄くても単なるアパートや賃貸マンション的な住むだけの家になってしまうと私は考えました。
一生、内観も外観も愛着が持てる家が良い。
そして庭は自分で楽しさをプラスできる「楽しさフリーゾーン」です。
旧家屋の時の芝生ゾーンとどう結合するか。
そこがアイディアの出しどころでした。
それからしばらくアイディアを貯めに貯めていて、定年退職と同時にエンジン全開。
2019.10:つるバラ用フェンスを建て、
2021.01:その後フェンスを増設して、
2021.05:ネコCaffeを作り、
2021.05:鉢バラ用スノコを作り、
2021.07:バラCaffeを作り、
2023.09:昨年はぶどう棚、
2024.06:今年はぶどうCaffeを作りました。
それ以外にも倉庫脇の棚を作ったり、倉庫や自転車置き場の改修をしたりと、まあ一人で良く働いた!!
今のこの家に住んで12年。
丁度干支一周しました。
着々とアイディアを惜しみなく使ってやって来ましたが、ひと段落。
多分、これからも幾つかアイディアは有って、変化はして行くものと思いますが緩やかになると思います。
家を建てる前からバラには興味あったし、なんと言っても旧屋敷の時から実質「コスモス屋敷」でしたから、その辺りからこの家のイメージが出来上がっていたのだと思います。
周囲のコスモスは洋風でしたが、家は縁側のある和風でした。
今、バラの「リサリサ」も秋バラとしてまた咲きだしました。
コスモスも見頃。
花の時期は僅かな期間ですが、脳裏には常にその状態を保ったイメージ像があって、何時の季節でも愛着のある家としてこの家や周囲の環境、そしてイメージどおりの家を建ててくれた一条さんにも感謝しています。
この12年間、長い様で短かかったです。
また新たな12年を楽しんで行きたいと思います。