ツンデレラーメン屋

世の中では「ツンデレ」というのが流行っているそうな

ふだんはツンツンしていて、何かの拍子に優しい言葉をかけてくれる女の子をいうそうな

最先端都市秋葉原では「ツンデレ喫茶」なるものも存在するそうな


こないだテレビで見たけど
その喫茶店に行くと
メイド風の女の子が「なにしにきたのよ！」
とかいって出迎えてくれて
水を持ってくるとテーブルにガチャン！って置いて
注文すると
「あ～邪魔臭い！」
とか言うわけですよ

その辺まで来ると
知らないおっさんだったら切れるね
わしも知らずに入れば切れるかもね

料理持ってくるときもぞんざいに持ってくるんだよね

で、さあ勘定を済ませて帰ろうとすると

あんなにツンケンしてた女の子が

「えっもう帰っちゃうの～・・・」

って言うんだって！

もうこれで、世の男性のハートをわしづかみらしいですよ

ハートはいいからチンコわしづかみ願いたい！
マジ願いたい！




その話を聞いて思い出しました

うちの近所に似た様な店があったことを・・


それは、神戸市東灘区の東灘郵便局隣の中華料理屋
「恵愛」です
もう固有名詞満載です
個人情報お構いなしです
もう完全なセールスです。宣伝です。
宣伝料もらわないといけません

そんなことはどうでも良いんです

ここのねぎラーメンは絶品中の絶品です
鶏がらスープでしょうか
パンチの効いた出汁に麺とねぎ油！
白ねぎの刻みとラー油が絶妙。
これに半チャーハンが付いたセットで７５０円
もう最高にうまいです

チャーハンにラーメンスープをかけて食う！
これ絶品

ま～ま～のあたたかい心が～♪
お口の中にしみとおるよ～♪

とパルナスのコマーシャルが
頭の中でこだまします。

そんなことはこの際どうでも良いんです



この店におばはんがいるんだけど
としの頃なら５０～６０くらい
顔は沢田雅美と泉ピン子とゴリラとを掛け合わせて
2週間ぐらい風呂に入れず5で割ったような感じです
こいつが至上まれに見る愛想の悪い店員



まず店に入ると
いつも混んでる店なので
合い席は当たり前です

いちおうだるそうにいらっしゃ～いといいつつ
席を確認し
ここへ座ってもらえるかな
と座席指定
座席選択の余地はありません

カウンターなんかで食ってると
食ってる最中でも
横へずれてもらえるかな
といってきます
そのくらいは大目に見ましょう

アベックで来てても
絶対4人がけの席には4人座らせます
よく、アベック同士が向かい合って食っています
そんなことくらい当たり前です大目に見ましょう

まあ、その言い方がおそろしくツンデレのツンなんですわ

まあそのくらいは大目にみてやりましょう


水を持ってくると
がちゃ！と置きます
少しこぼれますが、気にしてはいけません

彼女の辞書に
丁寧とか笑うとか言う文字はありません


で、注文は！？

とえらそうに聞かれても
まあそのくらいは大目に見てやりましょう

ねぎラーメンの半ちゃんセット！

というと


「ラー油かけていいですか」

と心ここにあらずの言い方をされますが
それも大目に見ましょう。

ラーメンが来ます
ラーメンをテーブルにどかっ！と置かれても
気にしてはいけません
そのくらいは大目に見ましょう

ねぎらーめんは相当に辛いです


途中で水がほしくなりますが

水を求めてはいけません

「水頂戴」なんていった日には
軽くしかとされます
軽くというか
人の言うこと聞いてないし・・

まあ、そこであきらめるか
よっぽど水がほしいと
2度3度繰り返し

水を求めてください

何度目のアピールで水がもらえるかで
あなたの今日の運勢がわかります


そんなことはどうでも良いんです


で、飯を食い終わると
ゆっくりする暇はありません
速攻で出ねばなりません
食事の余韻を楽しむ？
なにそれ？

食ったら出る！

あわてて、お勘定を済ませると

心ここにあらずの口調で

「ありがとうございました～・・・・」


って言われます


もう、これ最高！のツンデレ！