砂の器 松本清張
1960年から61年にかけて読売新聞に連載された
清張を代表する作品です
東京蒲田の操車場で深夜起こった殺人事件。
直前のトリスバーで交わされた会話、東北弁と「カメダ」という言葉
だけが犯人を捜すヒントとなる。
執念ともいえる刑事の追跡により、犯人を追い詰めるが
犯人には人に言えない過去があったのだ・・
50年も前の小説ですが、古本屋で目にとまり
読んで見ました。
上下巻で結構なボリュームでしたがすぐ読んでしまいました。
50年前の作品なのに、何だろうこの充実感。
最近の薄っぺらな小説に無い重厚感とでも言うのか
細かなトリックなんかは重要でないんですね。
年老いた刑事が体に鞭を打って、足で稼ぐ。
それも自費で、自分の休日を使って・・
いったいそれは何のため?
高度経済成長を成し遂げた団塊の世代のプライドなのか?
そんなことはどうでもいいんです
こつこつ証拠を重ねていく老刑事。
過去を背負いつつ
砂で作った階段を登っていく犯人。
しかし砂の階段は、もろくも崩れ去るんですね。
映画にもなってるんですよね
1974年、加藤剛主演、丹波哲郎、森田健作等そうそうたる面々
での作品です。
小学生の頃、家族でテレビで見ました。
全編を通して流れる「宿命」という曲が
犯人役の加藤剛の心理、過去の思い出映像と最高にシンクロするんです
音楽監督:芥川也寸志恐るべしです
作品の盛り上がりと音楽の盛り上がりが心に衝撃を与えます。
極めつけは
犯人の父親が犯人をかばうシーン、父役の加藤嘉の「そんな人はしりましぇん!」
という台詞には、普段鬼のような母親も涙を流してた。
そんなことを思い出した
良い作品です。本よりもビデオを見てほしいな
週末はTUTAYAへGO!
1960年から61年にかけて読売新聞に連載された
清張を代表する作品です
東京蒲田の操車場で深夜起こった殺人事件。
直前のトリスバーで交わされた会話、東北弁と「カメダ」という言葉
だけが犯人を捜すヒントとなる。
執念ともいえる刑事の追跡により、犯人を追い詰めるが
犯人には人に言えない過去があったのだ・・
50年も前の小説ですが、古本屋で目にとまり
読んで見ました。
上下巻で結構なボリュームでしたがすぐ読んでしまいました。
50年前の作品なのに、何だろうこの充実感。
最近の薄っぺらな小説に無い重厚感とでも言うのか
細かなトリックなんかは重要でないんですね。
年老いた刑事が体に鞭を打って、足で稼ぐ。
それも自費で、自分の休日を使って・・
いったいそれは何のため?
高度経済成長を成し遂げた団塊の世代のプライドなのか?
そんなことはどうでもいいんです
こつこつ証拠を重ねていく老刑事。
過去を背負いつつ
砂で作った階段を登っていく犯人。
しかし砂の階段は、もろくも崩れ去るんですね。
映画にもなってるんですよね
1974年、加藤剛主演、丹波哲郎、森田健作等そうそうたる面々
での作品です。
小学生の頃、家族でテレビで見ました。
全編を通して流れる「宿命」という曲が
犯人役の加藤剛の心理、過去の思い出映像と最高にシンクロするんです
音楽監督:芥川也寸志恐るべしです
作品の盛り上がりと音楽の盛り上がりが心に衝撃を与えます。
極めつけは
犯人の父親が犯人をかばうシーン、父役の加藤嘉の「そんな人はしりましぇん!」
という台詞には、普段鬼のような母親も涙を流してた。
そんなことを思い出した
良い作品です。本よりもビデオを見てほしいな
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