南から来た男
日曜日の朝、シュウイチだったかを見てた時
カズレーザーさんがでていて、面白い本を紹介していました
ロアルド・ダールさんの短編小説集です
ロアルド・ダールさんといえば、映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作者で
すって。
この中の「南から来た男」ってのがカズレーザーさんいわく
強烈に面白いと
聞いてみたら
興味深い内容だったので概略をお知らせします
ジャマイカのホテルのプールサイドにてリゾートを満喫していた私の前に
パナマ帽をかぶった1人の老人が現れます
老人と談笑しているテーブルに、若いアメリカ人のカップルが相席してきました
アメリカ人の男性がたばこを吸おうとしたら
老人が、自分のライターを自慢します
「このライターはどんな状況下でも絶対つくと」
アメリカの若者は、どんな風の中でもかい?と聞きます
老人は、「このライターはどんな状況でも10回こすれば10回とも点く」
アメリカ人の若者は「そんなことはないだろう」と否定しますが
老人は「それでは簡単な賭けをするかい?」と言い出します
「このライターを10回こすって一回でもつかないことがあれば、私のキャデラック
を進呈しよう」
若者は「賭けるのはいいが、私が負けたとき払うものがない」というと
老人は「なに、君の小指をもらうだけでいいよ」といいます
悩んだ末、若者はその賭けに乗りました
老人の部屋に入り、調理場から包丁を借りてきて準備が整います
若者がライターをこすります
1回
2回
3回4回5回6回7回と火はともります
そして8回めをともそうとしたとき
ドアが開き
老婆が飛び込んできました
そして老人をののしります
「またこんなバカなことをして!」
「この人はこんな賭けをして、11台の車を失い47本の指を手に入れたのよ!」
「それにこのキャデラックの持ち主はこの人ではなく私なのよ!」
そういう老婆の手を見ると・・・
という話
興味のある方はググってみてね
なかなか恐ろしい話です