ナマケモノの話
Life 人間の知らない生き物から
人間は、常に前向きに生きることを強いられてます
頑張れ
いい学校に行かなくては
いい会社に入らねば
お金を稼がねば
いい車を買わないと
いい家に住まないと
おいしいものを食べないと
幼いころからそれが正しいと教え込まれてます
本当にそれが正しいのかなあ
しんどい話ですね
なかには、要領よく生きてる人もいますけどね
それはそれで別の話
人間は常に前向きに生きている動物
それの対極にあるのがなまけものという動物
睡眠時間は20時間、最速のスピードで時速160m
食事は1日に葉っぱ数枚。
でも消化するのに16日もかかる
おなかがいっぱいなのに餓死することもあるそうです
なんやねんその生き物w
動かな過ぎて体に苔がはえ
そのコケにはいろんな生物が寄生したりしてるそうです
そして苔をはやすことで身を敵から隠し
そのコケを食料にもしてます。
3週間に1度、木から降りて排泄する
この時が一番危険な時間
ナマケモノの天敵は、ワシだそうで
ワシに見つかったナマケモノは2通りの対処をとるそうです
先にワシを見つけたら、手を放して下に落ちるそうです
その際に骨折することもある
ワシに見つけられたら、あきらめて全身の力を抜いて
せめて痛くしないでと祈るそうです
長い爪で戦うという選択肢はないそうです
戦うと疲れて死ぬそうです
なんという生き物
ここでこの本が言いたいことは
それでも生き物として生き残ってるということは
生き物としてこういう生き方もあるということ
なまけものって人間には悪口ですが
べつにいい生活をしたいわけじゃない
おいしいものを食いたいわけでもない
車や時計なんかいらんし
三食食べれて
暖かく眠れて
健康で過ごせればいい
文化的で最低限度の生活。憲法にもうたってます
それ以上のものを望まない
最近の若い人には、こういう生き方の人が増えてるって
聞きますがどうなのでしょうか?
結婚すらしない人も増えてます
子孫を残すことにすら興味がない人間って
なまけもののほうが生き物らしいかもしれませんね