鏡開き
関西では、昨日鏡開きでしたね
正月の鏡餅を分ける日ですが、今ではパックに入った小餅が
鏡餅の形をしたケースに入ってるものが主流になってますね
その方がええですね
出だした当初は、なんだかあじけないねえ
って思いましたが、餅が無駄にならないのでええですね。
昔は、大変でした
小学生のころ、年末京都のじいちゃんの家にいったら
餅つきをしてました。
せいろで蒸したもち米を臼と杵でついてましたね
おじさんもおばさんもみんな若かったから
つき手はいくらでもいましたからね
懐かしいなあ。
ある年、年末にじいちゃんの家に行ったら
電動餅つき機に変わってしまっていて、がっかりした記憶があります。
臼と杵でついていた時代の話
ついた餅を鏡餅にするわけですが、うちのじいちゃんの家の鏡餅は
いつも水分が多いのか、嫁はんの尻みたいにだら~んって広がってましたw
扁平な鏡餅でしたねw
そんなことはどうでもええんですけど
会社でもでかい鏡餅を買ってましたし、家でも小さいながら鏡餅を買ってました
今みたいに真空パックが無かった時代です。まるっと全部餅でした
正月10日を過ぎると、鏡餅の表面が嫁はんのかかとみたいにひび割れてきます
酷いときは、緑色のカビが生えるときもありましたね
その固くなった餅を切るのが私の役目でした
家の小さな鏡餅なら、なんとか包丁で切れましたが
会社のでかい鏡餅を切るのは、至難の業でしたねえ
でかい、鉈みたいなやつで切ってました
切った餅は、会社の炊事場でぜんざいにして食べたもんです
今では考えられんね
カビの生えた餅も、「ペニシリンは、体にいいねん」とかいって食ってましたね
懐かしいです
もう親戚一同がそろって、餅をつくこともないのかと思うと
なんだか寂しいですね