ぶろぐ猫の目

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3日間の相棒 永瀬隼介

2024-01-17 06:55:14 | 読んだ本の紹介

永瀬隼介 三日間の相棒


疫病神シリーズや大阪府警シリーズなど
黒川御大の小説ではバディ物が特に好きなんですけど
バディ物といえば、かつてのジョン&パンチ、スタスキー&ハッチ
トミーと松、最近では相棒でしょうか
全部面白い。

ということで、バディー物の小説を探してて
気になったのが、永瀬隼介の 三日間の相棒
永瀬隼介といえば、10年くらい前はまって
ポリスマン他読んだ覚えがあって、なかなか面白かった記憶が・・

古本屋で、三日間の相棒を探してて、先日ようやく見つけたので
早速読んでみました。

あらすじから

埼玉県の地方都市。繁華街のはずれでホストが1人殺されます。

事件から8年が経過し、事件も迷宮入りかという頃
1人の男が事件現場に現れます。
佐藤隆二。当初県警の捜査一課に配属されるエースで
最初の事件がこのホスト殺しであったが、軟弱と生真面目な性格が災いし
仲間から疎まれ
捜査一課から場末の警察署の会計課に飛ばされた人物
事件の迷宮入りを残念に思っていると
その場に現れたのが、自称東京歌舞伎町で探偵業を営むという
こいつも佐藤。筋肉隆々のタフガイ
どうも、8年前の事件を解決すべく埼玉の田舎へ訪れた模様。

偶然出会った佐藤と佐藤。ダブル佐藤で8年前の殺人事件を解決
すべくタッグを組むことに

とまあこんな感じですが
昨年末から、黒川御大の小説を片っ端から読み直してた私にとって
こんなしょうもない展開の小説を読むのは苦痛でした

黒川御大の小説は、微に入り細に入りリアルな描写と展開で
自分がその場にいるような気持にさせられますが

この小説は、いい加減な手あたり次第に思いつくままの展開w
なんでそんなことになるのかw
突っ込みどころ満載。

コミカルミステリーというには、シビアなバイオレンスシーンもある
どっちつかずの典型
またダブル佐藤のキャラがねえ
タフガイ佐藤のほうは、感情の起伏が激しすぎてまったく共感できない
急に怒ったり、急になついたりなんやねんこいつ

相棒の佐藤龍二については、まったく意味不明のキャラ
頭がいいわけでもなく、暴力には全く無力、
何のとりえもないキャラ。こいついなくても十分成り立つ小説ですね
なんの役にも立ってないw

読んでて、何度途中でやめて駅のごみ箱に捨ててやろうかと思いましたが
なんとか最後まで読み進めました。

黒川御大の小説を読む前だったら
楽しく読めたかもしれない。








































コメント (2)
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