ゴールデンカムイ
以前、読んだ本の紹介でお伝えしましたが
野田さとる氏の漫画、ゴールデンカムイが映画化されました。
日露戦争後の北海道を舞台に、アイヌが残したとされる金塊をめぐって
主人公の不死身の杉元、日本陸軍第7師団鶴見中尉、元新選組土方歳三がみつどもえで
奪い合うストーリーです。
全31巻にわたる壮大な物語ですが、今回は物語の導入部が描かれてます。
物語
日露戦争、二百三高地での激戦で鬼神のごとくロシア兵を殺す杉元
どんな傷を負ってもすぐ復活し「不死身の杉元」の異名を得る。
戦場で杉元は友人寅次を失い、寅次の妻である梅子の目を治すための資金を得るため
アイヌが残したとされる金塊を探していた。
山中でヒグマに襲われた杉元はアイヌの少女アシリパに助けられる
アシリパは、金塊のせいで父親を殺されておりその恨みを晴らすべく
金塊を追っていた。
金塊のありかは、網走監獄にはいっているのっぺらぼうという男が
囚人たちの皮膚に刺青で暗号化して彫っていた。
刺青を彫られた凶悪犯たちは、集団で脱獄し北海道一円へ逃走したのであった
杉元とアシリパ二人の思惑が合致し二人で逃走した囚人を追うことに。
帝国陸軍第七師団の鶴見中尉は、負傷軍人やその家族のために
十分な補償をするため、北海道を征服し独立すべくアイヌの金塊を狙っていた
同様に、囚人のボスであった新選組の土方歳三も
金塊をもとに維新政府に対峙するため北海道を独立させる計画であった。
杉元、鶴見、土方が、刺青囚人を追い小樽に集結し
刺青の入った人間の皮を追って奪い合いが始まる
とまあこんな感じです
31巻中3巻くらいまでの導入部です。当然今後続編が出てくると思います
今回の映画では今後中心になる人物が登場してきます
そのキャスティングが微妙に素晴らしい
漫画のキャラを忠実に再現してるのがすごいです
杉元を山崎賢人さん。ちょっと漫画の杉元より上品な感じはしますが、なかなか堂に入ってました
アシリパさんは山田杏奈さん。漫画では少女のアシリパさんですが、山田さんばっちりです。
大日本帝国陸軍第七師団鶴見中尉は、玉木宏さん。そのライバル土方歳三には舘ひろしさん。すごいはまってます
上等兵で凄腕スナイパーの尾形百之助は眞栄田郷敦さん。さらに、矢本悠馬さんが“脱獄王”の異名を持つ天才脱獄犯・白石由竹、
工藤阿須加さんが第七師団軍曹で鶴見中尉の側近・月島基、
柳俊太郎さんが双子の軍人・二階堂浩平/洋平、これが鬼気迫っててすごい迫力でした。
大谷亮平さんが東北マタギの生まれの谷垣源次郎、勝矢さんが「不敗の牛山」と呼ばれる柔道の達人・牛山辰馬、
木場勝己さんが新選組二番隊組長の永倉新八と私から見れば、ほぼ完ぺきのキャスティングです。
アイヌの生活様式も忠実に描いてあるようです。
アシリパさんと杉元、白石の軽妙なトークも面白い
アクションシーンも半端ない。どれだけ傷つけられても復活する杉元や
どんな監獄でも脱獄する白石もうまく描いてます
次回作が楽しみすぎますわ