赤字転落のヴィレッジヴァンガード 苦境の原因は「サブカル不調」「人材不足」だけとは言い切れないワケ
面白い記事があったので
転載バカボンなのだ
全国各地に300店以上を展開する「遊べる本屋」ことヴィレッジヴァンガード(以下、ヴィレヴァン)が
2024年5月期決算で赤字転落を発表すると、「ヴィレヴァン経営の失敗?」といった記事が散見されるようになった。
サブカルの担い手として知られるヴィレヴァンのビジネスモデルを簡単に説明すると、
サブカル関連の雑貨をそろえた異空間のような売り場を構成し、雑貨を衝動買いしてもらいつつ、
その世界観の軸となっている書籍を手に取ってもらう手法の書店である。
転載ここまで
記事はこのあと、イオンに出店し400店舗を数えることから
業績が落ちてきて、コロナ禍も災いし
不採算店舗を削減してコストを減らしてきたが、なかなか軌道に乗らないという話
人気の凋落の要因ですが
記事の中では
「SNSの影響力がマスメディアを上回るようになり、サブカルという概念自体が曖昧になるにつれて、
ヴィレヴァンの対象市場が縮小し始めた」
「急拡大に伴いヴィレヴァンの異空間を作り出せる人材が希薄化してしまった」という意見も多く、
その結果、ヴィレヴァン独自の世界観が失われたという評価にもつながっているようだ。
となってますが、確かにその通りですね
ということで記事が続きます
ヴィレヴァンがすべき店舗網の再構築
人材に関して、ヴィレヴァンの“異空間店舗”は、店長やスタッフの運営におおむね任されている。
スタッフは店に来ていたお客がアルバイトになり、バイト店長になり、そして正社員店長になる、という過程を経て、
成長した人材は、いわば一人ひとりが店舗コンセプトなのだ。
なるほど
昔のヴィレヴァンは、とんがったポップがあふれてて
ポップを見るだけでも面白かった
店内はウサビッチとかシュールなアニメが流れていて
本屋ってことで、本が売り場のメインを占めていて
それもサブカルチャー満載で、TATOOや麻薬、ドラッグ、ジャンキー関連
ロック、パンクからセックス、オカルト、恐怖もの、極道関係まで
薬や銃や買春など裏バックパックの旅行記など
アウトローなタブーなものが並んでいて、まじめな中高生が
足を踏み入れるのをためらうような雰囲気があったんですよね
それがいつの間にか、骨抜きにされて
最近のヴィレヴァンの店舗は、K-POPが大音量で流れ
韓国のお菓子や女子高生の好きそうなキャラものやコスメ用品など
女子高生向きの
当たり障りのない商品が並んでますね
かつてのヴィレヴァンファンには物足りない
そのへんのスリーコインとなんら変わらない
これではわしらおっさん連中とか
サブカルファンには面白くないし敷居が高くなってしまった
いつ頃からこんなことになってしまったのかと
冷静に考えてみたら
年始の吉例「福袋」をヴィレヴァンが扱うようになり
その中身が、とても福といえるようなものではなく
屑としか言いようのないものを入れてあって
「福袋」ならず「鬱袋」と呼ばれるようになって
それがマスコミで取りざたされて
中高生がヴィレヴァンの存在に気付き始めてからでは
ないかと思っとります
善良な中高生になびくうちに、毒気がぬけてしまったんでしょうな
ヴィレヴァン復活には、匂うような強烈なサブカル文化や
暴力、SEX、ドラッグなどアウトローなものをどんどん復活させて
女子高生が足を踏み入れられないゾーンを作ることからですな
期待しております。