たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

母の入院記録3

2007-07-22 01:30:11 | 母の記憶
母が札幌厚生病院で治療を受けていた頃、メモ帳につけていた日記もこれで3度目のアップになる。

1月17日、この日に病院で撮影された写真も数枚アルバムにある。
実名なので名前は消しているが、札幌に住む私の親友が母を訪れてくれたときのものである。

随分とおしゃべりをして、楽しい日だったらしい。

親友が話相手をしてくれている間に、偶然叔母、いとこ達がそろって見舞いにやって来たのである。めったに会えない本州に住む叔母もいっしょだったので、まさか、と嬉しい驚きだったらしい。
親友が何枚か、母だけのもの、叔母達と一緒のところ、など写真を撮ってくれた。
うれしそうに笑っていて、このままよいほうに向かうのでは?と思ったくらい元気そうに見える。

結局そうはならなかったけれど。

大阪に住んで仕事を持ち、なかなか帰省できない私に代わって楽しい日を母に過ごさせてくれた親友に感謝の気持ちでいっぱいである。

この日のことは、母自身、父、叔母達、親友、それぞれから話を聞き、写真も残っており、現実味があって、私にとってとても「立体的」な日記である。
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にっぽん丸

2007-07-12 22:50:25 | 現実
7/1は私の誕生日だった

日曜日と言うことで、同居人が30日の土曜日から神戸オリエンタルホテル1泊をプレゼントしてくれた
私は忙しい日で、到着が遅くなったが、同居人が早めに行ってチェックインしておいてくれた。

「部屋を交換してもらった」と同居人。

ちょうどホテルの所が船着場になっていて、客船が止まっており、窓からの眺めが遮られてしまったのだ。

「観覧車の夜景つき」プランだったので、それを言うとすぐに部屋を替えてくれたそうだ。

部屋に入ってみると、確かにベランダの外に停泊中の客船が見える。
「にっぽん丸」である

船の向こうに観覧車、ショッピングモール「モザイク」の夜景が見え、満月に近い月が海面に銀色の光の道を作っている
なかなか素敵な夜である。
レストランももう閉まっているので、ルームサービスのディナー、それから12時過ぎにシャンペンと花束、バースデーケーキを持ってきてもらい、お祝いということになった


さて翌日はベランダで朝食
これはなかなか気分のよいものだった。あまり晴れた暑い日でもなかったのでちょうどよく、さわやかな海風を感じながらトーストやスクランブルエッグ、コーヒーをのんびりと頂く。
なんといっても後片付けがないのだ

レイトチェックアウトのプランなので、1時まで部屋にいられる。

ベランダでゆっくりしていると、眼前の「にっぽん丸」では甲板の掃除が終わり、なにやら起こるらしき気配。
テーブルがいくつか出され、飲み物が用意されているようだ

「そろそろ出航なんじゃないか?」

たしかに、下からわらわらと人々が甲板へ集まってきた
見る間に甲板は人で埋まり、そのうちに船員さんが一人、大きな銅鑼を鳴らしながら歩き回り始めた。
こちらまでよく聞こえてくる。

「12時に出航なんじゃない?」

銅鑼の船員さんは、くまなく人々の中を歩き回る。
(そばであれ鳴らされたら相当すごい音だろうなぁ…)

と、突然にぎやかな音楽が

♪You're my sunshine~~♯

サックスを交えた4人ばかりのバンドが登場。甲板に集まった大勢の人たちの間を抜けて陽気な歌と音楽を演奏している。

「雨だけどsunshineなんだなぁ」

確かに小雨が降り始めた
歌が終わる頃には汽笛がなり、船から伸びたロープがはずされ、「にっぽん丸」はゆるゆると動き始めた。
さすがに大きな客船なので動きも緩やかだ。側を通るモザイク発らしい船があっという間に追い越していく。
にっぽん丸の甲板のあちこちで船員さんたちがこちらに向かって手を振っている


客船の出航の様子を見たのは初めてで、面白い経験だった。

「あの銅鑼を鳴らすのとか、音楽なんかも、昔ながらのやり方で一応やってるんだろうな」
「そういえばタイタニックでも生演奏してたよね」


沈没の直前だけど。



家に帰ってからウェブでにっぽん丸のツアーのサイトを見てみた。

色々なクルーズがあるものだ。
ショートクルーズでは横浜発神戸着のもの、神戸を出て瀬戸内海を回って帰ってくるもの、などがある。

クリスマス2日間をクルーズで、というプランでは、一番高いランクの部屋で一人10万以上するようだ
…とはいっても食事は全部出るわけだし、陸地でどこか高級な宿に泊まってもそのくらいはするかな?
団塊の世代を当て込んだツアーなんかも出てきていることだろう。

それにしてもあの出航の様子は楽しそうだった
いつか船旅も経験してみたくなった。
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