長楽寺は東山、つまり京都中心部から言うとnorth upで右下。東向観音寺は左やや上。
共通点は「桓武天皇の勅願により開基」というのがあるけど平安京遷都した天皇だからほかにもいっぱいありそう。
なんで今回はこういうバラバラな位置の二つのお寺に巡礼となったか。それは着物dayと友人の突然の思いつきのため。
初めての、誰かと一緒の巡礼である。
H先生と私は毎年浴衣か着物で京都散策をし、写真を撮ってもらったりして楽しむ事にしている。お互い神社仏閣が好き、写真も好き、というので…。
おりしも紅葉が色づきかけ、秋の散策にぴったりな11月。 着付け後、茶箱弁当を風雅なお店で頂く。
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今回はH先生「北野天満宮に行きたいんです」
有名な神社なのに行ったことがない、という。受験の時にも来る機会がなかったのか?
学問の神様、官公のお社は、ウシだらけである。いっぱい石のウシが寝ている。以前にも来て、「なんでウシなんだろ?」と思ったのだが、たんに菅原道真が丑年生まれだという事らしい。
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きものパスポート(着物を着て京都を歩くと、割引のあるお寺やサービス受けられる店がある)を見せると、素敵なしおりを頂けた。
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「思ったよりいいものくれたね」と失敬な事をいう私達。
私はついでに洛陽三十三所の第三十一番、東向観音寺がちょうど北野天満宮の境内にあるので、寄っていくことにする。
小さなお寺だが、官公が幼い頃勉学に励んだ場所、本尊十一面観音は道真公自作とか。豊臣秀頼が再建したと言う。立派な由来である。
でも東側を向いてるから東向観音、って、それでいいのか?
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こぢんまりとしたお寺、北野天満宮へはぞろぞろと人々が歩いていくが、こちらに足を向ける人はいない。参拝客は私とH先生だけ。社務所でH先生に待ってもらいご朱印を頂く。
去年の春から、この「洛陽三十三所観音巡礼」をしていて、かなりご朱印もたまったと見せると、H先生、突然「私も買っていいですか?」
「テーマがあるって、いいですね…」
見ると社務所に同じ、専用のご朱印帳がある。以前は大きいお寺しか置いてなかったようだが、最近はご朱印が流行りだからか、この小さな所にも。
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「ん?二つ買うの?」
「ひとつは母の分です」
と言って二つご朱印をもらう彼女。 代理でもいいのかな~自分で参拝しなくてもいいのかな~~
「巡礼するのなら、さっき着付けしたところの近くにも、東山の紅葉の名所でひとつ、お寺あるよ。行ってみる?」
と言う訳で戻る。
第七番長楽寺は、建礼門院出家の寺、と言う事で有名。しかし紅葉には早すぎ、残念!
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以前から、すごい階段、と思っていたが草履で上がるとさらにすごい。本堂まで上がると結構な高さである。滝まである! 敷地は広い、と言うほどでもないのだが、東山に沿って上に伸びている感じ。
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この滝の回りの石組にはあちこちに仏様の姿がある。
滝自体は清水の滝と同じように、温泉の打たせ湯みたいなのだが、かなりの水勢で柄杓もころげそう。
ここも参拝客は私達二人だけ。
ちょっと降りた東山、高台寺辺りなどは紅葉狩りの観光客でにぎわって歩きにくいことこの上ない位なのだが、ここでは落ち着いて庭を眺めることが出来た。人がいない秋の京都なんて、あり得ないのが普通だ。
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共通点は「桓武天皇の勅願により開基」というのがあるけど平安京遷都した天皇だからほかにもいっぱいありそう。
なんで今回はこういうバラバラな位置の二つのお寺に巡礼となったか。それは着物dayと友人の突然の思いつきのため。
初めての、誰かと一緒の巡礼である。
H先生と私は毎年浴衣か着物で京都散策をし、写真を撮ってもらったりして楽しむ事にしている。お互い神社仏閣が好き、写真も好き、というので…。
おりしも紅葉が色づきかけ、秋の散策にぴったりな11月。 着付け後、茶箱弁当を風雅なお店で頂く。
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今回はH先生「北野天満宮に行きたいんです」
有名な神社なのに行ったことがない、という。受験の時にも来る機会がなかったのか?
学問の神様、官公のお社は、ウシだらけである。いっぱい石のウシが寝ている。以前にも来て、「なんでウシなんだろ?」と思ったのだが、たんに菅原道真が丑年生まれだという事らしい。
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きものパスポート(着物を着て京都を歩くと、割引のあるお寺やサービス受けられる店がある)を見せると、素敵なしおりを頂けた。
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「思ったよりいいものくれたね」と失敬な事をいう私達。
私はついでに洛陽三十三所の第三十一番、東向観音寺がちょうど北野天満宮の境内にあるので、寄っていくことにする。
小さなお寺だが、官公が幼い頃勉学に励んだ場所、本尊十一面観音は道真公自作とか。豊臣秀頼が再建したと言う。立派な由来である。
でも東側を向いてるから東向観音、って、それでいいのか?
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こぢんまりとしたお寺、北野天満宮へはぞろぞろと人々が歩いていくが、こちらに足を向ける人はいない。参拝客は私とH先生だけ。社務所でH先生に待ってもらいご朱印を頂く。
去年の春から、この「洛陽三十三所観音巡礼」をしていて、かなりご朱印もたまったと見せると、H先生、突然「私も買っていいですか?」
「テーマがあるって、いいですね…」
見ると社務所に同じ、専用のご朱印帳がある。以前は大きいお寺しか置いてなかったようだが、最近はご朱印が流行りだからか、この小さな所にも。
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「ん?二つ買うの?」
「ひとつは母の分です」
と言って二つご朱印をもらう彼女。 代理でもいいのかな~自分で参拝しなくてもいいのかな~~
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「巡礼するのなら、さっき着付けしたところの近くにも、東山の紅葉の名所でひとつ、お寺あるよ。行ってみる?」
と言う訳で戻る。
第七番長楽寺は、建礼門院出家の寺、と言う事で有名。しかし紅葉には早すぎ、残念!
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以前から、すごい階段、と思っていたが草履で上がるとさらにすごい。本堂まで上がると結構な高さである。滝まである! 敷地は広い、と言うほどでもないのだが、東山に沿って上に伸びている感じ。
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この滝の回りの石組にはあちこちに仏様の姿がある。
滝自体は清水の滝と同じように、温泉の打たせ湯みたいなのだが、かなりの水勢で柄杓もころげそう。
ここも参拝客は私達二人だけ。
ちょっと降りた東山、高台寺辺りなどは紅葉狩りの観光客でにぎわって歩きにくいことこの上ない位なのだが、ここでは落ち着いて庭を眺めることが出来た。人がいない秋の京都なんて、あり得ないのが普通だ。
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