たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

紅葉の絨毯。東福寺。

2010-11-24 00:10:04 | 現実


久しぶりの三連休。

三連休ができたら、中日はどこかへ出かけるのを常としている。とくに、11月末の休みは好きだ。まだ寒すぎもせず、歩き回るには最適の気候である。
人出は多いけれど…この時期であれば、むろん紅葉の季節だから人出は多いに決まっている。賑やかな中を一人で歩くのも決して悪くはないのだ。

東福寺は、紅葉で有名なのは知っていたが、ここ以外をついでに回ろう、と思う場所があまりなかったので行っていなかった。
泉涌寺は以前に行ったし、かといって伏見に行くのもまた電車だし、三十三間堂もちょっと半端な距離。

例えば清水あたりはいくらでも歩いて回れる見どころがある。南禅寺付近なら永観堂、平安神宮にも徒歩で行けるし、嵐山なら嵯峨野まで足を延ばしても良い。
つまりは一回で何か所も歩いて回れるのが京都らしいところなのだ。
しかしながら、天気予報では雨、それも昼頃に90%という予報である。私の目的は紅葉の写真を撮ることもあるのだけれど、傘をさしてあちこち回りつつ写真を、というのはしたくない。それならば欲張らず、東福寺のみでよいから出かけよう、と決定。

京阪東福寺駅は予想通りの混雑。雨が来そうな月曜でこれなら、天気の良かった昨日はどうだったのだろう、と思いながら、人々の歩くほうへ行く。迷いようがないのだ。
特に風情のない街中を、車の往来の多い広い道路を抜けて歩いた。

しかし紅葉はさすがに有名なだけの事はあり。

ただし遠くからみれば、である。
以前、写真家としての仕事を片手間にされていた生徒さんがいらして、もう70代の女性なのだが、京都あたりの紅葉はもうだめ、とおっしゃっていた。
確かに、先のほうがからからに乾いてしまったような、縮れた葉がたくさんあるのだ。かなり田舎のほうまで行かなければほんとうに色も形もきれいな紅葉は見られないそう。

家に戻ってみると、新聞に前日の東福寺の様子がたまたま、写真入りの記事で載っていた。
猛暑のおかげで、紅葉の色づきはよいだろう、という話は聞いていたが、やはりそうらしい。通天橋からの眺めは素晴らしいものだったし、それ以外の場所でもさまざまな色が楽しめた。まだ緑の葉ものこっているせいで、かえって華やかな景色になったようだ。



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November Rain

2010-11-15 19:10:41 | オーストラリアの記憶

先日同居人が「懐かしいのを見つけた」とPCの前へ私を誘う。

カイリー・ミノーグの「Confide in Me」のPVだ。どぎつい化粧に派手な衣装、懐かしいビデオだ。オーストラリアから帰国するちょっと前位に、よく「Rage」という、オーストラリアのMTVみたいな番組で見ていた。14,5年前の事だ。同居人はレディガガのビデオをダウンロードしようとしてたまたま見つけたらしい。
レディガガはマドンナやクィーンから影響を受けたとかいう話だが、考えてみればカイリー・ミノーグも似たような系統だからかもしれない。

この番組は、真夜中から朝方までやっていたので、友人のフラットに遊びに行って、皆で大騒ぎをして雑魚寝、そのあと見たり、朝方見たりしていたのでとても懐かしい。
みなぼんやりしていて、ある人はタバコをふかし、ある人はVictoria Bitterを片手に、ある人は横たわり、私のように飲めない人間はコーヒーを。濃い独特な味のインスタントコーヒーも思い出される。日本のインスタントとはずいぶん味が違った。香りは日本のもののほうが良いが、味は結構好きだった。

その後同居人と一緒に暮らしていたころも、同居人が音楽好きなのでよくこの「Rage」は見ていたものだ。その頃流行っていた曲を聴いただけでも、オーストラリアの風景のあれこれが思い出される。
CDも持っていて、ウォークマンでいつも聞いていたので、特にPet Shop Boysの曲を聴くと、かなり広範囲に(?)シドニー界隈の景色が頭の中を「走って」いく。よくバスに乗っていたからか?
Paddingtonあたりのおしゃれな店、ウォークマン片手に歩き回った近所のBondi Beach。







テープ形式のウォークマン製造中止、というニュースには「感慨」という言葉が浮かぶばかりだ。19年前は、私が日本から持っていった「テープのウォークマン」は、オージーにはびっくりされる位の薄さと性能だったのだから。

曲は今でもCDを持っているから聴けるけれど、ビデオは見られないので、懐かしいPV、あれもう一度見たいな、と思うものがたくさんあった。
考えてみれば、ネットを使えば見られるのだ、というのに気づいたのがほんの最近のこと。なんて遅れた頭…と思いつつ、こんな古いPVもあるのか?というものをYouTubeであれこれ検索してみると、これが、あるのだ、大抵。
オーストラリアのアボリジニのバンドのPVまであったのはびっくり。古いものは画像が悪いけれど…。





このPet Shop BoysのPVは、シドニーに住み始めて、半年くらい?のころだろうか、よく行っていた友人のフラットで夜中に見ていて、「これってほかの人の曲使ってて、いいのかなあ?」「この人たち、ゲイなんだよね~でもお互いが恋人じゃないんだよね?」などと友人と話していた、その会話まで覚えているので、久しぶりに見て本当に懐かしかった。


私が最も、「あれもう一度!」と思っていたのはこれ、Guns'n'Rosesの「November Rain」…長々しいビデオだけどちゃんと最後まで見られてよかった。Guns'n'Rosesの曲が人生訓、というと笑われそうだけれど、この曲の歌詞の一部が私の人生訓なのだ。


♪So never mind the darkness we still can find a way. Nothin' lasts forever, even cold November Rain♪


嫌な事つらい事はあっても、永遠に続くことはない、そのうちに終わる、といつも考えていればとりあえず元気も出ようというものだ。実際そうしていろいろなものを乗り切ってきたので…。
たまたまだけれど、11月に改めて見返してみると、やはりいいなあ、と思う。たとえアクセル・ローズの服装の趣味が悪かろうがなんだろうが。



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『せせらぎの秋』

2010-11-01 18:51:37 | 現実
秋を通り過ぎて冬になってしまったような。

ちょっとさびしい気がして、秋を見つけにせせらぎの道を歩いてみた。まだ、秋はさまざまな色を少しだけ、残している。

コメント (5)
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