たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

PCでバーチャルドライブ

2013-02-12 01:08:20 | オーストラリアの記憶
ここ数日、気温の低い日が続いている。

日曜も寒かったので、出かける事もせず家でのんびりしていた。
PCの前に座っている同居人が「こんなのもあったな」と一人うなずいているのでモニターを見たら、Google Earthで遊んでいるのだ。
たまに私もやるけれど、なかなか面白いものだ。

シドニーでしばらく暮らしていたCoogee Beachの辺りを巡っている。市内からバスで30分ばかりのビーチだ。

「あれ、ここずいぶんおしゃれになってる」
「バス停は変わってない」
「これはあのパン屋さんだ」
「MACは相変わらずだね」

などと…撮影は去年秋位のものだから、店などはずいぶんと変わっている。20年近く経っているのだ。しかし我々が住んでいた、レンガ造りのアパートは全く、変わっていない。当時築80年だったのだから今は築100年になっている訳だが、さすがに石造りの家はもつものだ。

これが1995年撮影のもの。アパートの前に、安く買った同居人の赤い車があるのが懐かしい。



これは去年あたり。




「じゃ、シティまでドライブだな」

シドニーはたいていの場所がストリートビュー出来るので、バス通りをずっと追っていく。

私は免許を持っていないので、シドニーでも歩くかバスか電車、ストリートビューも基本、歩くコースを追っていくが、同居人はかなり車で回っていたので大通りなどの様子も覚えている。ここを曲がったら何ビーチ、この高架をくぐる、このラウンドアバウトで曲がる、とか細かい事も覚えているようだ。

私が日本語教師として働いていたTAFEを左に見て、公園の脇を通り…だんだん道を思い出していく。

同居人はシティに入ると、おなじみだったパブが気になるようだ。どのパブも、外観も名前も変わっていない。
私たちが通っていた学校は、名前は変わっているが入り口の様子などは一緒、隣の、よくランチを食べたりしてたむろっていたYWCAも。

何故か目についたのはクルマ。

日本で走っている車はみなきれいだが、シドニーには今でも相変わらず、塗装が日焼けしてしまったような車が走っているのだ。日本より(同居人が持っていたような)赤い車が多い気がするのは気のせいだろうか。

これは1993年撮影の、Coogee Beachへ降りていく坂道。




これはシドニーではなく、シドニーとブリスベーンの合間くらいにあるForsterというリゾート地へ遊びに行ったときのもの。このとき借りたレンタカーも赤だった。




初めてシドニーに降り立つ前、飛行機の窓から見て印象的だったのが「赤い屋根」だったのを思い出す。オレンジっぽい赤い屋根の家が多いのだ。レンガの建物も多いからかもしれない。
冬でも日差しの強いオーストラリアには赤が合うのだろうか。

ストリートビューで周りに時々写っている赤い車を見ながら、あの乾燥した空気を思い出したバーチャルドライブだった。
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冬・雪・赤

2013-02-05 01:22:45 | 現実
今日は一日雨。

冬の写真を撮りに出かけようと思っていたがこれでは…。気温もそれほど低くないので雪にもなりそうにないし。

しかたなく引きこもり。本棚の整理をすることに。

ついでに本棚の一部を占めているアルバムも整理することにした。以前とりあえず年代順に整理したので、さらに「○○年~○○年△月」等と、主な行った場所などもラベルに書いて貼る。
お気に入りのモーツァルトのピアノ曲集をかけて、のんびり作業もたまにはいいものだ。

オーストラリア時代のものは、初めは私のと同居人のが別々のになっているが、93年から一緒のアルバムになる。別々のアルバムでも、同じ場所に違う機会に行っていたり違う人と行っていたり、たまに一緒に写っていたり。20年以上前なので二人ともまだ若くて「顔小さいなあ」などと思う。

シドニーに行ったばかりの頃は、1か月で1冊位の写真の量がある。初めて暮らす海外、珍しいものばかりだったからだろう。

大阪に来てすぐの頃も、関西の有名どころの写真がたくさん。休みになるとあちこちへ出かけて観光気分だった。

しかし2003年から2004年にかけての写真は際立って少ない。母が亡くなったのが2003年春なので、その頃はあまり写真を撮る気にもなれなかったのかもしれないし、北海道に帰省する以外はあまり出かける事もなかったように思う。

2005年辺りから急に「温泉旅行」の写真が増える。長期休みに訪れた山中温泉、奥飛騨温泉、洞川温泉、信州あたりのもの。お風呂やお料理の写真がいっぱい。

2010年にデジタル一眼を買ってからはあまり、写真をプリントする事がなくなった。写真の撮り方もずいぶん変わって、以前は観光客風に、有名どころをそれと分かるように、記念に撮る事ばかりだったが、カメラが良くなると、構図の面白さなどを考えて撮るものと、記念に撮るものを分けて考えている。

自然「自分の写真」が圧倒的に少なくなっている。
同居人がいる時はいつも撮ってくれるのだが、正直50女にもなると、「写ってない方がいい」場合が多いのだ。

温泉旅行あたりから、データに残してある写真が増えている。その頃は今ならびっくりの厚さのデジカメで撮った写真…それからカシオのExilim携帯。これはスグレものだったが、写真を撮りすぎると電池がもたず、携帯の役目が果たせなくなるのがネックだったものだ。しかし写真は本当に綺麗に撮れたので、このあたりからこのブログ、続いてデジブックを始め、mixi,Facebookで写真を載せるようになった。
20年前、いや10年前でもこういう風に写真を使うようになるとは考えてもいなかったが。

明日はまた、雪が降るらしい。

一昨年の冬の金閣寺、去年の冬訪れた竜安寺、仁和寺の写真をまとめてアルバムにしてみた。このあたりは「きぬかけの路」と呼ばれており、まっすぐ降りていくわかりやすいルートだ。
いかにも一度に行ったように作ったけれど2年越し。雪が見られるのは金閣寺の写真だけだ。御室桜が有名な仁和寺は別だが、金閣寺、竜安寺は冬が似合う。



デジブック 『冬・雪・赤』
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