春らしくなってきた。
暖かくなると、やはり外を歩きたくなってくるものだ。
今年は、新しくカメラを購入したこともあり、お気に入りの奈良の長谷寺の写真をたくさん、季節ごとに撮ろうと考えていた。
それならば桜の季節ははずせない。長谷寺には桜がたくさんあり、以前行ったときに昔のカメラで撮った写真も多くアルバムに残っている。
牡丹で有名な寺だけれど、桜も似合うのだ。
長谷寺は山奥ということもあり、4月も半ばになってやっと満開。私はその直前のお休みの日に行ったので、残念ながら5分咲き程度の花が多かったが、種類によっては花盛りの木もあり、天気も申し分なく、のんびりと散歩を楽しめた。
ほんの2か月前には冷たい雪の中、荘厳な雰囲気の中静まり返っていた本堂、登廊、石段、五重塔などが、4月の陽気の中では全く様子が違って見えるものだ。
白と黒のみの2月の写真に比べて、光と桜色と青色の、明るい春らしい写真がたくさん撮れた。
どちらの長谷寺も好きだけれど。