たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

夕空

2011-06-28 01:31:26 | 現実
やっと標準のズームレンズを購入、大好きな「空の写真」が撮りやすくなった。


5月から6月にかけての夕方の空は少しも目を離せないほどだ。

梅雨の晴れ間に、雲を浮かべた夕空は本当に素晴らしい。

今日も、先週までの天気予報では雨、と言う事だったがまったく降らず…ただし風はずいぶんと強かった。
風の強い日は雲が美しいものだ。



太陽は沈みながらまだまだ、光は健在。




南側には青空も残っていて、そのあたりの雲にも西日がさしている。





だんだんと黄金の光は下のほうへ。





朝の空も撮りたいけれど、それには早起きしなくては。私には難しいかな。







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紫陽花の道・京都哲学の道

2011-06-24 01:59:27 | 現実



大変な大雨の翌日、京都へ写真撮影に。
先日の長谷寺の紫陽花はまだまだだったので、他の「紫陽花の名所」を求めて検索していたところ、哲学の道は近所の方々が植え、手入れをされている紫陽花がたくさんある、との記事に遭遇。
あまり歩き回る時間もないので、哲学の道くらいなら南禅寺方面からあまり時間もかからずに行けるだろう、それに南禅寺の水路閣上の、お気に入りの小道にも行けるし…。

京阪京都三条駅から蹴上へ地下鉄を乗り継ぐ。
ここからは、トンネルを通って、水路閣までつながる水路脇の道に行ける。うっそうとした林の中だが、気持ちの良い散歩ができるのだ。

実はここは、瀬戸内寂聴さんの小説に出てくるのである。
京都の町でずっと年下の男の子と知り合った女性が、その男の子が教えてくれるままについていって、「こんな場所があるのか」と驚く、というシーンである。
設定では、その子は以前、子供たちに教えてもらい一緒にそこで泳いだ、という話になっている。

さて、久しぶりに訪れてみると、トンネルをくぐったはいいが、水質研究などしてそうな足場のある、小さな人工池が見当たらない。その足場を渡っていくと水路になるのだが…。以前訪れたのはずいぶん昔の事なので、建物など変わっているのかもしれず、迷うよりはと大通りに戻り、ごく一般的な、豆腐屋さんの並ぶ通りから南禅寺に入る。

月曜なので人気は少ない。

しかしこの湿気!!

木が多いせいもあるが、空気が蒸れている、と言う感じ、まるでミストでも浴びるような。マイナスイオンたっぷりでさぞ体にはよいだろう。気温も高くはないので、蒸し暑くて歩き回るのがしんどいというほどではない。
右奥の水路閣。
いつ見ても、どうしてこれがお寺の中に?という西洋風の造り。色あせているのでしっくりはしているのだが。

陰にある石段を登ると、水路に出た。



右は水流の早い水路(狭いけれど)、左は崖、うっかり足を滑らせると落ちそうな狭い小道。
左側に墜落したら下はなんとお墓である。

この水路はずいぶん昔から、琵琶湖の水を京都に運んでいるのだ。
近くにある有名な「瓢亭」などでも、この水路から庭に水を引いているそうだ。

あとでネットで調べてみると、この水路は反対側、柵が出来たようで、私が行ったコースはもうたどれなさそうだ。残念だが。


さて、哲学の道まではせいぜい徒歩でせいぜい20分というところ、歩いていってみる。

雨上りの梅雨空のせいか、「哲学の道ってこんなに暗かったっけ?」と思う位うっそうと木立が。こんな感じだったかな?

私が以前来たのは桜が終わるころ、あまり木の多くない銀閣寺側を主に歩いたからかもしれない。




記憶にある通り、猫がたくさんいる!
以前もこのあたりに猫が会議をしていたのだ。(猫はよく夜中などに集まって会議をしているものだ)
この様子だと、餌付けをされているようだ。


そして、「鴨はいるかな?」
以前仲良く泳ぐ、マガモのカップルと前後しながら哲学の道を歩いたのだ。



あ、やっぱり。(別のカップルではあろうが)
今日は仲良く、岸に上がって紫陽花を眺めているようだ。
2メートルほど近くに寄って、写真をパチパチ撮っても平気な顔をしているのはどういう事?
観光客慣れ、写真に撮られ慣れしているのだろうか。

ふと、知床半島近くで会った「キタキツネ」を思い出した。
「飼われてるのか?」と思う位人馴れしていたものだ。

マガモのオスは本当にきれいな色合い。紫陽花と好対照だった。


デジブック 『南禅寺から哲学の道へ』
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紫陽花の季節です。長谷寺へ。

2011-06-13 22:36:59 | 現実





紫陽花は大好きな花である。ほとんどの花が私の好きな色ばかり。

下の色相環の輪の中から言うと、「緑みの青」から「赤紫」が私の好みの色。服や持ち物の色も、色がついているものならほとんどこの範囲である。
そして紫陽花の色はたいてい、ぴったりこの中に当てはまる。これ以外は「白」だが白も大好きな色だ。白の紫陽花はこの上もなく上品である。



梅雨時に相応しい色合いでもあるような。
この時期にオレンジとか、赤、黄色が似合うとは思われない。
うっとうしい空に清涼感をもたらしてくれる色合いである。

さて、今年の長谷寺参りも2月から始まり、これで4回目。花の御寺というわけで、花の時期を見て訪れ、季節の移り変わりを感じるのも面白いものだ。

先月は花芽がやっとすこし見え始めた位だった紫陽花だが、6月になってあちこちで見るようになった。
しかしながら長谷寺は山の中、まだ気温が低かったらしく、見ごろは7月初めになりそうだ。それでも咲き始めの淡い色合いが美しい花がたくさんあり、私のような素人カメラマンの姿も。
花もそうだが、雨上がり、苔の緑が生き生きとしてみずみずしかった。

梅雨時に暑ければ、399段の階段を登る長谷寺は結構きついのだが、今朝は早め、10時に到着したせいもあって涼しく、日陰は空気もまだひんやりしていた。

今日は本尊大観音尊像、特別拝観ができるという事、普段は「窓から見る」風な観音様の足元に入って、おみ足に触れて「ご縁」を結べるのだ。

特別拝観料1000円を払って入ると、腕に「結縁の五色線」を巻いてくれる。これは仏の5つの智慧をあらわすのだとか。そのほかに結縁お守りを頂き、左手にお香を載せてもらい、頭をぶつけそうになりながら足元へ。





係のお坊様が説明をしてくれる。

12メートル、木造の観音様としては日本最大、さすがの迫力であるが、大きすぎて上までよく見えない。しかし普段はおなかのあたりから上しか見えない観音様の足元を見られるのはなかなか面白いものである。

「ご遠慮なく触れてください」

と言うお坊様の言葉でおみ足に触らせて頂く。

でっかい足!

12メートルもある体を支えるのだから当然だけど…。

それに、やっぱり偏平足である。

たっぷり触れさせて頂き、あれやこれやとお願いをし、お坊様が最後に「おんまかきゃらそわか」と頭の上でなんだかしてくれる。
なんだかありがたい気持ちになった。

この際、私のウチは真言宗でなく浄土真宗であることはわきに置いておこう。




いつもの散策と写真撮影散歩、気持ちよく坂を下る。下ったあたりにちょうどいい具合に花のひと群れ。

「色、まだ出てないねえ…」花撮影用らしくマクロレンズを付けたカメラの男性が言う。

ここに来ると、必ず素人カメラマンさんが話しかけてくる。中には、「こっちから撮ったらいいよ」と場所を譲ってくれる人も。

「そうですねえ」

「あ、ちょうちょ、止まれ!」

手慣れた様子で素早く蝶々と紫陽花の写真を撮って去っていった。

私もマクロレンズ、手に入れたいところであるが…このカメラには重すぎるかも。


帰りはちょっと小腹がすいたので、このあたりの名物の「草餅」を買って電車で食べることにする。

人気のない草餅屋さんのカウンターではなぜか猫が店番をしていた。







デジブック 『紫陽花の朝』





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