たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

満願の日 第二十三番・東寺

2016-03-28 18:58:53 | 洛陽三十三所観音巡礼
同居人に車を出してもらい、3月末と言うのに寒い中、東寺へ向かった。

同居人は昔、月一で京都での会議があり、会議のあるホテルが京都駅近くだったためしょっちゅう東寺の傍を車で通っていた。しかし、入ったことはなかったそう。

「五重塔を外から見るだけだったな」

東寺の五重塔はさすが日本最大だけあって、色々な所から見えるのだが。




講堂の立体曼荼羅は迫力だ。大日如来を囲む数々の菩薩、明王たち仏像。国宝ぞろいである。

「正面斜め上位から見れたらもっと面白いかもね」

後ろの仏像は見えにくいのだ。


さて、洛陽三十三所巡礼のトリは東寺となった。

トリ候補は三十三間堂、清水寺、また三十三番清和院、などがあったことはあったのだ。

実は4年前に東寺には一人で来ていたのだが、その日から3週間ばかり、気分の悪い日が3週間も続いて大変な思いをしたため、東寺→その後具合悪くなった、というイメージがついてしまっていた。

別に東寺には責任はないのだが。

それを払拭するため、ラストに持ってくることにしたというのも、実はあり。〆には同居人を連れて行きたかった、というのもあり。さらに言えば、新しいお寺用のご朱印帳、東寺のが良さそうだったから買おうと思っていたのもあり。





東寺の境内のはし、食堂に十一面観音様がおられる。カラフルな観音様だ。

隅の一角で写経している方たちもいる、さすが弘法大師さまのお寺、お遍路さんの巡礼用の笈摺、白衣も売っている。ご朱印所も長い列が。結構、賑やかである。

同居人と一緒にお詣りして、ラストのご朱印と、満願証を頂く。かっこいい!






始めたのは一番札所、六角堂、去年の4月だったから、ちょうど1年で満願。三十三回、同じお願い事をするというのもなかなかない事。

この巡礼がなければ一生訪ねなかっただろうお寺もあり、面白い経験でもあった。

観音様たち、ありがとうございました。

蓮をかたどった可愛らしいろうそくを水に浮かべて、食堂をあとにした。











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第三十番・椿寺地蔵院

2016-03-14 23:00:07 | 洛陽三十三所観音巡礼
さあ、咲き具合、散り具合はどうかな?

覗いてみると…





満開!

よし!


洛陽三十三所第三十番札所、椿寺地蔵院。 この季節を待っていた。 

巡礼を始めたのは去年4月初め、その頃行っても良かったはずだが、なんとなく、三十番を初めに持ってくるのも?と思い。


つい最近ここのお寺がFacebookのページ持っているのを知り、開花状況を見ることが出来るようになっていた。

「散り椿開花してしまいました。二月の開花は例がないそうです」というようなコメントを見てちょっと焦っていた。三月後半が満開なのだが今年はいったい満開はいつになるかわからない、という事も書いてあり。

ちょうど良い時期と休みの日が合えばいいが…まあ、桜ほど急に散らないだろうし。

良かった、ホントにちょうど良い咲き具合散り具合。













この椿は、太閤秀吉が「北野の大茶会」の時、この場所を使った事から献木したものだとか。北野天満宮はすぐ北側にあるのだ。

残念ながら私が見た木は秀吉の献木したものの二世だそう。それにしても見事な大木、これで樹齢120年だとか。一世は樹齢400年、昭和58年に枯れたという事、大学生の頃に来ていたら一世が見られたのか。








行基創建のこのお寺の十一面観音菩薩さまで、私の洛陽三十三所巡礼、32番目。 結局ラスト、33番目は東寺の観音さまに決定!










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