たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

発見、再発見②

2020-04-26 22:52:40 | 現実
外出自粛要請が出てそろそろ3週間になろうと言うところ。

仕事はテレワークも入れつつだが、休日はずっとお籠りだ。ひと気のない場所で散歩、スーパーやコンビニで買い物位、それも短時間。

SNSを見ていると皆さん、色々と工夫をして家での時間を過ごしている。私は全くのひとりなので、家族にイライラする、という困りごとはないが、ひとりきりで籠っているとどんどんネガティブ思考になっていくように思う。
この閉塞感は堪らない。

平時なら、ゆっくりくつろごう、と思えるけれど、いつ、どうなるか、何が起こるか、先の見えない不安な状態のお籠りは別物だろう。


以前から、また、ギターを弾いてみたいな、と思っていた。30年以上前か? 誰かからギターを借りていて…それも誰か思い出せない。

初心者用の本を買って練習した。3コードの曲なら変な音を出しながら少し弾けるようになった。Fが押さえられない、とわかった時点で挫折。良くあるパターンだろう。人差し指で全部押さえるって...無理だって...

昔の同僚の先生に、ミュージシャンもやっており、ギターを弾き語りする人がいた。格好良い女性なのだ。もとはエンジニア、仕事で使うので英語を学び、生徒さんから先生になったという努力家、ちょっと宝塚の男役っぽい美人である。

「Fが押さえられなくてあきらめたの」
「F?3弦だけ押さえられればFの音出るんですよ先生」

...そういう手があったの???

それ以来、時おりネットで、すぐに始められるギターセット、1万円位のを眺めては、まあ、やめとこ...絶対に必要なものじゃないし...と思い止まっていた。

が、このお籠り時間の長さ、新しく何かしてみた方が精神衛生上いいのでは、と思いポチしてしまった。

今は色とりどりのおしゃれなギター、安くセットで売っている。ダークブルー、好きな色にしてみた。

来てビックリ、チューナーが付いている。 昔は「こことここ、次はこことここ...」と弦を押さえながらチューニングしていたのに...いつまでも音合わなくて自分の音感のなさにあきれていたのに...。



練習し始めて思い出したこと。

そう、指先が痛くなって皮むけるんだった! そんな大事な事なんで忘れてたのか...これにも何か新兵器があるかも?ネットネット...

あった。「Gollira Tips」だって...いわゆるラテックス手袋の指先部分だけで、弦に当たる所が厚くなっているものだ。
指を怪我した時用らしいが、練習用に使っている人もいるようだ。本当に痛くなくて良い。



そして「教本いるかなあ...いや、こういうのはYoutubeだろな...」

あるある、初心者向けレッスン、人気曲の簡略化コード紹介、それこそFの押さえ方のコツ、簡単Fの弾き方、手の小さい人用練習法、ありすぎで迷う位。

実際に指の置き方や肘の曲げ方、見せながらのレッスン、コードは画面上に示されていてとてもわかりやすいものを見つけ、さっそく始めてみた。

2カポ? あ、カポはセットになかった...ネットネット...ん? これがカポ?!





昔のカポはゴムバンドみたいのでぎゅーっと引っ張って締めて金具を穴に通して...だったんだけど...
(実は今でも売ってはいるそうだが)



今のはスタイリッシュなのね...

30年以上経つと便利なものが増えている。
以前にハンドロールピアノ買って、簡単版の楽譜買って、「昔これがあったら楽だったのに」と思った頃よりさらに便利さはUP。

昭和な人間なので、便利すぎて「これでいいのか?」と思うかというと、そういうことはない。便利で楽なのに越したことはないのだ。

コード進行を思い出しつつ、そういえばコードでピアノも弾いたらいいんだな、と思い付き、お蔵入りしていたハンドロールピアノも出してきた。



今は外国に住んでいる、件のミュージシャン先生、先日FBで弾き語りしていた。彼女も家から出られない中での弾き語りアップだ。
相変わらず格好良い。

彼女とは違いたどたどしくだが、コードを追いながら歌詞を忘れながら練習してみる。
時間を忘れる。
星野源とコラボするのは無理でも「ひとり歌おう」
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発見、再発見①

2020-04-25 18:11:00 | 現実
コロナ騒ぎ、と言う域はもう越えている。

騒ぎではなく。

通勤時に通るディアモール大阪から阪急大阪梅田駅への地下街は静まり返っている。いや、軽快な音楽だけがシャッターを下ろされた地下街の中に流れる中、人々は忙しく行き来する。

さすがに大阪の中心部、人を8割減、平日に、は無理と言うもの。見たところ6割減、と言うところではないだろうか。

現に私の仕事も、今は教えていないとは言え、オンラインレッスンを学校でしている先生たちの様子見をしに通勤せざるを得ない日もある。
なるべく人に寄らぬようにしつつ、あちこち触れぬようにしつつ、通勤するのにも気を使う。

しかし悪いことばかりでもないのだ。

使い捨てマスクが切れて手作りする事も考えてガーゼのハンカチをネットでたくさん買った。ベビー用だ。可愛らしい模様の入った20cm角の小さなハンカチ。
これが、試しにハンカチとして普通に使ってみると、実に役に立つ。



今は、公衆トイレでは感染防止のためハンドドライヤーが使用不可。ハンカチを使う訳だが、このガーゼハンカチ、さすがにベビー用だけあり吸水力が高くその上すぐ乾く。
ポケットに入れておいても薄いのでじゃまにならない。
しょっちゅう手を洗う今にぴったり。こんなことにならなければ買おうとは思わなかったものだ。今は常に携帯している。



豪華な花束。

たったの500円だ。 普通に買えば5倍はするだろう珍しい花も入っている。

近所の、ごく庶民的な花屋さん、でもいつもセンスの良いアレンジメントを置いているのだが、スーパーの前に普通はこれ、ないだろう?と思うような豪華な花をたくさん並べているので驚いて寄ってみると、

「うちは儲けにはならんのだけど、ブライダルやホテルで使ってもらえなくなった花仕入れたんよ。ほんまならこの子達結婚式場にいた子達なんだろうけどねえ...生産者可哀想やわ」と花を包んでくれる。

そういう事情か...ならば、と翌週も買いにいった。狙っていた人もたくさん居たらしく、あっという間に売れたそうで、すでに数も少なくなっている。巨大ダリアと紅薔薇、見たことのない不思議な形の緑の花も貰う。

「こう言う時やからね。普段飾らない花も飾れるええ機会や」

以前、手水舎の水に色とりどりのダリアの花を浮かべていた、奈良の岡寺を思いだし、真似てみた。玄関先が華やかになった。

少し、出勤時、帰宅時の気分も明るくなるかと。
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三十三所屈指の難所

2020-04-13 17:23:24 | 西国三十三所観音巡礼
このblogを初めてちょうど13年位になるが、ここ3、4年は年に数回くらいしか更新していない。

理由は明らかで、まず1つ目は、スマホで何でも用は足りるのでパソコンを立ち上げるのが面倒になってきたため。
スマホアプリでもこのblogは書けるが写真をアップするのが結構面倒。

もう1つは京都や奈良に写真撮影に行く頻度が少なくなったからだ。
相方が茨城に単身赴任してから、私も月1で茨城に行く。また、仕事が異動になって以来休みの日は身体を休めたい気分のことも多い。

そしてもう1つ、かなりの神社仏閣に行き尽くした感も少しあるからだ。無論京都奈良であればいくらでも行くところはあるのだが、その場所ならではの特徴を捉えた写真を撮るのが難しくなってきた。

紅葉と五重塔やお寺の屋根...好きな構図だが、どれも同じようになってしまう。
桜と青空...これも、たくさん撮ってしまった。
つまりは目標が今ないと言うことが言えるかも。

しかし、写真撮影は別としてお寺神社を巡るのは良いものであり、ここに関しては長期目標がある。
あと数ヵ所のお寺で、西国三十三所が満願。2016年から始めているからずいぶんかかっているが、アクセス悪いところもかなりあるから仕方がない。
よって相方が帰ってきたときには車で連れていってもらうこともある。

今年のお正月に初詣かねて連れていってもらったのは施福寺。大阪府にありながら、「三十三所屈指の難所」とガイドブックに書かれている。山のなかにあるらしい。
弘法大師様が得度した、といういわれのあるお寺だ。









駐車場から少し歩くと弁天様を祀った神社と滝がある。手作りのぜんざいをサービスしてくれる。ぜんざい好きの私には最高。

少し坂を上がると山門が見える。確かに上りの勾配はきついけど?



先に山門をくぐった相方が振りかえって言う。
「がっかりすんなよ」
「?」
「あれを見ろ」



指差す先には果てしなく続く山道。 

山門まで来たらもうすぐと思ったのに!

そこから先はとにかく、登山だった。あ、建物が?と思うとそれは古びたお堂がひとつぽつんとあるだけ。

この石段をあそこまで上ったら頂上か?と思ったら曲がりくねってさらに先が。

「最大の難所の意味がわかったな」

通常、車で行くと割りに本堂に近いところまでは行けるものだ。ここは車だろうがバスだろうが、本堂まで行くには1時間くらい山道を上るしかない。道理で...



小さな子が最後の石段で泣いている。お母さんがぐいっと抱えあげて登らせる。母は強し。

あまりのハードな道のりに、お寺自体の印象が少ないのは本末転倒なのか、いや、頑張って上っただけの功徳はあるに違いない。
3日ばかり筋肉痛だった。
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自粛要請

2020-04-09 00:38:44 | 現実
先週末が満開だったか。

今年はお花見を楽しむことが出来ない。こういう理由でお花見が出来ない日がくるとは、というのが正直な感想だ。

気持ち良く晴れ上がった週末、毎日食べるリンゴを買いに行こうと外へ。ご近所の、相方と私の間では「虫刺され公園」(ポケモンGOのジムがあり、バトルをしに行くと必ず虫に刺される)と呼んでいる細長い公園、きれいなピンクが見えていたので寄ってみる。



「シートや簡易椅子を持ち込んでのお花見禁止」の張り紙がしてあり、歩く人もいない。月曜日だからいつも人は少ないが。



幅3メートル位の細長い公園、桜並木風。2年前に相方とここでホカ弁でお花見をした時も綺麗だったが今年は格別では。メジロがたくさん飛び回っている。賑やかなさえずり。なぜ花をくいちぎってしまうのかな?花びらでなく花ごと落としていくのだ。

そのうちに、赤ちゃんを連れた夫婦、それに子供達数人が現れた。花を見上げて。ブランコに乗って。

ひとときの平和な風景。
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