たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

夜散歩・なら燈花会

2017-08-12 22:27:42 | 現実
暑い。

大阪の夏が暑いのはいつものことだが、相方が茨城に住むようになり、関西は「とりわけ」暑い、と確信を持てた感あり。とにかく湿度の高さと、陽が落ちてもむっとこもった暑さ。

茨城は夜になると、北海道のように、夜になったら真夏でも「寒い」という言葉が出るほどではないが幾分過ごしやすかったし、昼間も湿度が低かった。


折角の夏休み、どこかに出かけよう、と思ってもこの暑さでは、歩き回るのもためらわれる。夜にしようか、あちこちライトアップもあるし…。



「京の七夕」もいいが、何度も行っている。

奈良のライトアップはどこも行ったことないし、試してみようか。


夕方の日差しの長さとこもる熱気の中、近鉄電車で奈良へ向かう。 

すでに薄暗くなりかけているが、興福寺の辺りは人でいっぱい。




石段を降りて猿沢池へ。








ここから、東へ向かい、人気スポット、浮見堂へ。





おお!さすがに、池に映る浮見堂、池の周りに廻らされた灯り、そこに小舟の提灯の灯りも混じって、綺麗。

写真を撮って早速インスタ、というスマホの人々が大勢。




ちっさいせんとくん発見!!




さて、ここからは広々とした会場へ。




前を歩く浴衣姿のカップルの男の子の方が言う。

「オレ奈良なめとったわ。奈良に住んどんのに」







まさに、これだけの人が出ているのに蝋燭の灯りは幻想的。
  
周りの人々の話し声は、夏の宵のそぞろ歩きの楽しさを増すようで。

それにしても奈良公園、広い!!









こんな「光の廻廊」もあり。




「一客一燈」と言う事で蝋燭を置いてくることもできる。






仲良しカップルが置いていったらしいハートがあちこちに。




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南円堂。その後、法華寺、海龍王寺、そして業平寺。

2017-08-10 22:11:36 | 西国三十三所観音巡礼
4つもお寺を巡るって、大変?と言う事は、京都、奈良では、ない。

なんたってお寺だらけなのだから。


5月、確かあの日は結構暑かったな。歩いて歩いて。


興福寺南円堂。八角形の美しいお堂だ。観音様の浄土、補陀落山の形なんだそうな。



藤原氏ゆかりの、南円堂すぐ傍の藤は残念ながら終わっていたが、橘が花盛り。



三十三所のご朱印を頂いた後は、小さなお寺3つを回る事にした。


まずは近鉄奈良駅に戻り、ひとつ隣の新大宮駅まで。ここから北に歩いていくとまず、法華寺がある。瀬戸内寂聴さんがここを良いと書いておられた気がする。

回遊式庭園があり、杜若が美しい。江戸初期のものだそうだ。国の名勝になっている。




また、華樂園、と名付けられた庭にはたくさんの種類の花々が咲き乱れている。

 




そこから5分ほど行ったところが、海龍王寺。



途中には、こんな趣ある道も。



このお寺は光明皇后が住まいにされたという場所だそう。

遣唐使の玄昉が道場にした、というのだから凄い。

建物はそれ程立派とか、というのではないがとにかく歴史が古い。指定文化財がたくさんあり、奈良時代の五重小塔(ミニチュア五重塔!!)など、国宝の割には、ぽん、と金堂に置いてある。





面白かったのは、子供にもわかりやすく、というようにマンガで海龍王寺の歴史を描いたものがあったこと。






さて、このあたりでかなり、暑くてしんどくなってきた。

お腹もすいた…しかし並んでいるのは家ばかり…というのは、お寺巡りをしているとよく起こる事だけど、あ、この家、実は店じゃない?

自家製豆腐、と書いてある。売ってるだけ?入ってみる。やはり食べ物屋さん。よかった…不退寺まではちょと歩きそうだし。

1200円で豪勢な豆腐膳、なかなかである。


不退寺は、「業平寺」として知られている。むろん、「在原業平」だ。「法輪を転じて退かず」からきているらしい。

こちらも「花の寺」と言われている。

思ったよりはるかに小さなお寺で、境内も狭いがその中をびっしり花木が、というのは、以前行った花の寺「岩船寺」にちょっと雰囲気が。ずっと狭いけれど。




奥の方に石棺があって、草を刈る人たちが鎌を研いだらしい跡があるとか。見てもあまりわからなかったが、古墳から出てきたものらしい、とある。

棺桶だろうがなんだろうが、研ぐのに便利だったら昔の人は気にせんかったのか、なんだか可笑しい。

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岡寺。しゃくなげ。ダリア。

2017-08-09 21:35:48 | 西国三十三所観音巡礼
さて、記憶をたどろう。今年4月の記憶だが、その前に…

初めて行ったのは確か、昨年のお正月。

初詣に行くのに、京都は人が多いし、とドライブがてら、飛鳥寺の後に訪れて、山中にこの大伽藍!?と驚いたお寺だ。


岡寺は、もともとは草壁の皇子の岡の宮を道場にした、というのが始まりと言うから、千年以上前からの歴史あるお寺である。
日本最大の塑像があり、最古の如意輪観音さまだそう。斜めに肘ついたりしてなくて、如意輪観音ぽくない観音様だ。



今回は一人だから、車ではなく近鉄電車とバス。4月の快晴の日、気候も、晴れてはいても日陰は涼しく、パーフェクト!である。


バス停辺りはちょっと、こじゃれた店があったりして、門前町風、ドライブで駐車場から行くのとはちょっと雰囲気が違う。バス停降りたすぐが門になっていて、そこから参道の坂道を上がっていく。(これがけっこう登る…)

やはりこの方が「参拝感」があるものだ。




手水舎が美しい!!





この季節は、この岡寺はしゃくなげ寺として有名だが、後でwebで見ると、このダリアの意匠もあちこちで取り上げられていた。

子供の頃住んでいた家にもダリアたくさんあったな。

実は薔薇の方が好きでダリアはそれ程…と子供の頃思っていたけれど、こうして手水舎の水に浮かんでいるダリアは、洋風の花なのにぴったり、合う。

無論しゃくなげも花盛り、素人カメラマンも多い。





山の表面がしゃくなげに覆われている、と言った風情で、冬とは違って華やかだ。





願い珠がかわいらしい。

しゃくなげの小道を行ったり、三重塔から本堂を眺めたり、上がり下がりがあるので散策にもなかなかよい所である。

1月の、奈良盆地のきりりとした寒さのなかでも、ゆるやかな春の陽の下でも。

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だるまさんのお寺・勝尾寺

2017-08-07 19:00:51 | 西国三十三所観音巡礼
台風がやってきた。

公休の月曜日だが、これではどこかに出かけることもままならず、家に籠っているしかない。


3月4月は慌ただしかったため、この頃に訪れた西国三十三所のお寺の事は書けていなかったのが心にかかっていた。こういう時に写真の整理をしようか。

勝尾寺は3月、相方の車でお詣りした。大阪の北、それほど遠いと言う場所ではないが、2月に行った生徒さんから、「雪、結構あって車怖かったですよ」との事だった。

箕面辺りまで行くと気候、変わるんだなあ。


晴れの気持ち良いお天気、3月なのでもうそれ程寒くもない日。単車の人がいっぱいいいる。後で聞いたところによると、単車好きな人にはこのあたりは人気らしい。




お浄め橋にはこんな演出あり。







清和天皇の病気平癒祈願から、「王に勝った」⇒「勝王寺」⇒「勝尾寺」となったとの事、なんにでも「勝つ」お寺なのである。源氏、足利氏、など武将にも人気だったそうだ。

願いがかなったら片目を描く、という普通のだるまさん、あちこちにいっぱい置かれている。なかなか、可愛らしい感じである。境内は物凄く広く、山一つ分、と言う感じ、「花の寺」とも言われていて花々も綺麗だが、紅葉もよさそうだね、と相方と話しながらのんびり歩き回った。

やはり勝運を願う方が沢山祈祷をお願いするためか、お金ありそうなお寺で、庭の整備もしっかりされている。

無論私も可愛いだるまさんをゲット。

勝ちましょう。
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