たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

やっと秋

2010-10-05 00:08:26 | 現実


近所にある江戸時代からの会所には、塀の外にちょっとした庭のようなものがある。
大きなイチョウの木があり、歩道とはツツジの植え込みで区切られている。
この一角に、秋になると彼岸花が咲く。

今年は猛暑のせいもあり、花の付くのも幾分遅かったようだが、涼しくなり始めた途端に一気に花が開いた。
お墓に咲いているイメージもあるが、私は好きな花である。
10年くらいにはなるかもしれないが、棚田に彼岸花、の景色が有名な奈良の明日香村まで写真を撮りに行ったこともある。



この写真は棚田ではなく、甘樫の丘の近くで撮ったものだが。
丘の上まで登ったらかなり汗をかいた、という記憶がある。つまり、暑さが緩んだ頃、秋の訪れを告げる花なのだろう。

ここの所天気が落ち着かない日が続いたが、今日は10月としては幾分気温の高い晴れた一日だった。それでも日が落ちると空気は冷たくなってくる。

料理のし貯め(変な表現だが)、洗濯のし貯めをサザンを聴きながら。



私にはあまり、音楽をかけながら何かをするという習慣がない。

つい最近まで、原由子さんが朝日新聞にエッセイを載せていて楽しみに読んでいたのだが、アルバムを出す、という記事を見てああ、買ってみようかな、と珍しく、何年振りかにCDを買ったのだ。
アマゾンを見ていて、ついでにサザンのベスト盤も注文。

サザンをよく聞いていた昔には、うちにいながらにして試聴しながらCDを選んで買う、なんて事ができるようになるとは思ってもいなかったが。

久々にサザンの曲を聴いてみると本当に懐かしい。

音楽、というのはいろいろなことを思い出させるものだが、サザンは私が高校生のころにデビューして以来ずっと活躍していたので、聴く曲によってその時代時代で違った思い出が蘇る。

大学時代に聞いていた曲なら、札幌の街を「アイビー」で歩いていた頃の事が思い浮かべられる。
あるいはレコードを岩見沢の自宅の2階で聴いていた時の事。その頃はまだレコードだったのだ。


原さんの「鎌倉」(ちょうど今流れている)なら、金沢に旅行に行ったときにそれが入ったテープを持って行ったので(ipodなどあるはずもなく)、「鎌倉」で金沢の街を思い出す、という不思議もあり。

それよりも後、大学を卒業した後に聴いていた曲なら、夜の札幌の街が思い浮かぶ。
カラオケで歌っていたりもしたからだろう。
そしてサザンならやはり海も。残念ながら湘南の海ではなく、北海道の石狩浜あたりだから雰囲気はずいぶん違うだろうけれど。


原さんのエッセイはお休みになってしまった。桑田さんが闘病生活に入ったので、そちらを支えるほうに専念します、とのことであった。
手術は成功したとのことだが、元気に復帰して懐かしい声を聴かせてほしいものだ。
コメント
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