たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

越前へ

2024-11-12 18:25:03 | お出かけ
今年の大河ももうすぐ終わり。

先日は大津の石山寺、大河ドラマ館へ。
衣装(当日は清少納言のもの)や石山寺との関わりを紹介するビデオや展示も様々で面白かった。
思えば大河ドラマ館は12年ぶり。宮島まで出かけて行った、「平清盛」の際のものだ。





石山寺は紫式部が「源氏物語」の構想を思いついたといういわれのある場所だが、ドラマでもそれこそ、めちゃドラマチックに採用されている。

そうか、越前もあるんだよな・・・琵琶湖を舟で渡るシーンは実際に琵琶湖で撮ったとか。近江富士見えるなんてCG芸が細かいと思ったら違ったのだ。
いってみよか。
どうせなら泊りで行って、紫式部も訪れたかも?の気比の松原でも散策して。

サンダーバードで敦賀、まずは気比神宮。御朱印もらって、バスで気比の松原へ。この辺りは松原町、「松原客館」という名前がなるほどと思わせる。







防風林的な松が一列に並んでいるような風景を想像していたが、結構な規模の松原の奥に浜があるのだ。
釣り人も多いが、私のようにバス、徒歩で来る人はいないらしく、車が松原の中をビュンビュン走っていく。

バス停で帰りの時間を見なければ・・・ん???全然ないじゃない・・・一本逃したら次1時間後!
この辺が大阪住まいの人間にはピンと来なくなっているところだ。

大急ぎで散策(大急ぎでは散策とは言えないだろうが)、バスで駅に戻り、美味しい越前蕎麦ランチを堪能、再び電車に乗って越前ドラマ館のある武生へ。ここで泊まるのだ。

武生…めちゃ静か…店開いてない…人歩いてない…久々に北海道の故郷の町を思い出した。
うーん、晩御飯どうしよ、って感じ。駅にコンビニがあるのを調べておいたのだが、ない。
グーグルマップで再度確認したら、「閉店」だって…時々グーグルマップにはやられるよね…よく確認しておけば良かった。

ホテルは綺麗で女性に優しい。アメニティの多さにはびっくり!


ここは温泉が売りのホテルで、札幌でも宿泊したことがある。やっぱり疲れとれる感じよね。
朝ごはんはビュッフェ形式、サラダ、焼き立てパンや卵焼きをコーヒーとともに。よく見ると、「へしこの茶漬け」というのがある。
こちらの名物のへしこ、サバのぬか漬けが出汁茶漬けで食べられるのだ。これは美味しかった。



さて、まずは紫式部公園へ。







マップのレビューに「予想以上の素晴らしい公園」とあったが、その通りだった。平安朝の形式の館をイメージして作られているのだが、
池を巡らせ橋を置き、木々、花々も豊かで、日本人は自然と溶け合うものを作るのが好きなのだな、と実感する。
係員の方が、「ここにはカワセミが来るんですよ。たまに大きなカメラ持った方が朝早くたくさん来られたりするんです」とのこと。
綺麗な瑠璃色のカワセミ、見たかったなあ・・・
私が見たのは書見台の硯の傍でお休みしてるでっかいハチで・・・座ってみたかったのに近寄れなかった・・・

ここからは徒歩、1キロほど離れた大河ドラマ館へ。





こちらなら越前紙、を色々展示してあるだろうと思ったが予想よりモダンな越前紙展示もありびっくり。
最近流行のイマーシブ型の展示を紙でとは、面白い。
実際に吉高由里子さんが書いた越前紙も展示されていたし、同じ素材の紙を触れる、というのもあり。
高級そうなつるつるした紙だ。



帰りは「光る君へ」バスに乗り駅まで。


武生市あげてのイベントだろう、市役所にもでかでかとポスターや旗が立っている。
大河ドラマ館の方もとても親切で係員の方も丁寧に説明をしてくださった。

しかし、ひとりでのんびりと、はいいな。関西から遠くはないけれど、行ったことのない場所への一人旅は本当に久しぶり。
車がない私は電車やバスに乗り継ぎ、場合によってはけっこうな歩きも出てくるがそれも面白いものだ。
40台ほどの女性一人と朝ごはんの場で隣になったが、前日気比の松原あたりでバスに乗ってきた人だった。
「同じ一人旅仲間だな」と思っていたのだが宿泊も一緒だったとは。

最近は大人女性の一人旅も結構見かけるものだ。私の若いころは女性が一人で泊りがけの旅行、というと心配されたものだが、時代は変わった。

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夏の京都

2024-08-17 21:54:46 | お出かけ
北海道から大阪に越してきて来年で30年になるが、夏の暑さは年ごとにひどくなっている。

越してきて2年目のお盆休みは、「夏の京都」京都らしくてよい、と下賀茂神社、上賀茂神社を歩きまわったりバスで巡ったのをよく覚えているが、
結構な時間を屋外で過ごしたはず。
今やったら死ぬかも。
暑さは増しており、私の体力も28年前とは比べ物にならない。

今年の夏休みは相方が貴船の川床料理と京都市内のホテルを予約しておいてくれたので、
のんびりご飯を食べに行くことになった。



久しぶりの貴船口、古びた駅舎がすごくきれいで大きくなっていてびっくり!!穴倉みたいな狭い階段をくぐってホームに出る、と言う具合だったのに。

さすが山中、京都市内から叡山電鉄でたったの30分、と言う距離なのに、涼しくて快適なことこの上ない。この点は変わってないなぁ。
「京に田舎あり」とはよく言ったものだ。





前回来たときは台風直後で川床の下をすごい勢いで川が流れていたものだが今日は静か。



お料理もおいしく頂いた。典型的な夏の献立だが、クミン入り薬膳スープなど面白いものもあった。
鮎って、本当に香りがよくて美味しいお魚。やっぱり塩焼きが一番おいしいよね。
以前ポンテベッキオで「鮎のコンフィ・メロンのソルベ添え」を頂いて、確かにとても美味しかったが日本人の舌なので・・・







夜の青紅葉ライトアップを眺めつつ京都市内に戻る。



んん・・・地上は夜でも30℃はあるな。
人通りもまだある時間帯。最近はヨーロッパ方面からの外国人観光客が増えたのかな?
英語でない言語をよく聞く。韓国からも多いようだ。

打って変わってガサツにガリガリ君をかじりつつ京都の街をホテルまでぶらぶら歩く。
田辺聖子さんも小説の中で書いていたが、帰れる距離なのだけど京都に泊まっていく、と言うのも贅沢だが良いものだ。
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袋田の滝

2020-11-09 21:27:16 | お出かけ
お天気は上々。
やはり、11月は過ごしやすい。

月に一度の茨城、昨日はドライブ日和。

「今日はどうしようか?」
「袋田の滝まで、どのくらい?」(突然思いつく)
「車で2時間位?そこまでかからないかも」

もう11時、そこまで遠出でもないので、行ってみることに。相方も子供のころ学校の遠足か何かで行ったきりだそう。

第2駐車場、と書いてある所にとりあえず停めて歩くことに。
結構、人が歩いている。



「この辺、関西でいうと丹波篠山みたいに、田舎の方なんだけど有名なものがある、ってとこ」
「ああ、猪鍋とか、黒豆とかね」
「ここは、奥久慈軍鶏と、奥久慈りんごだって」

道沿いにリンゴ園があり、大袋500円位で売っている。帰りにGETする事にする。何しろ私は朝ごはんにリンゴは欠かせないのだ。

しかし・・・歩いても歩いても、滝の入り口が・・・こんにゃくの店、お蕎麦の店、お団子の屋台、温泉旅館がにぎやかに続くのだが。

「左?右?」
「エレベーターで上がるんだけど」

滝に、エレベーター?

???

「とりあえず、ここでお昼食べてこうか。今逃したら後で困りそうだし」 

よく観光地にありそうな、土間にテーブル並んでる、風のお店の前に、鮎の塩焼の串が並んでいる。

相方は、メニューにある鮎蕎麦と鮎の塩焼、軍鶏蕎麦、と迷いまくる。
「じゃ、私が鮎蕎麦にするから、鮎の塩焼と軍鶏蕎麦にしたら?そしたら全部食べられるでしょ」

さて、鮎蕎麦とは??
お店の人の説明では、塩焼の上からお出汁をかけるとのこと。
にしん蕎麦みたいに、つくだ煮風のをのっけてるのかと思ったが。



これは、美味しい!

出汁にちょっと香ばしい香りが移って、おつゆで湿った鮎ってどんなんかな?と懐疑的になっていたが実に美味しい。関東風のしょうゆ味のきつい出汁でなかったのがまた良かった。相方の軍鶏蕎麦も、出汁が旨い。おまけにショウガの煮物と、シイタケのつくだ煮を付けてくれる。

「また、その塩焼きも肉厚だね」

良い苔でもたくさん食べているのか、ずいぶんよく太った鮎だ。

小声で相方が言う。
「正直、まったく、期待しないで入ったんだけど正解だった…老舗蕎麦屋よりよっぽど旨い」

去年鹿島神宮に行った折に、門前町で数百年続くという老舗蕎麦屋で、ありえないくらいまずい蕎麦が一人前2000円した事を私たちは恨みに思っていたのである。


さて、駐車場からかれこれ1キロ位歩いてやっと滝の入り口にたどり着いた。
エレベーターの前に、トンネルがあった! さすがに有名な滝だけのことはありよく整備されているものだ。








長さ120メートル、幅73メートル、だそうだ。日本三名瀑のもう一つ、那智の滝には去年行ったが、ものすごい高さから落ちてくる大迫力の滝だった。こちらの滝は3段になっているのが面白い。

エレベーターに乗って展望台に上がると、一番高い部分が正面に見え、3段の段差を落ちる滝の白さが紅葉に映えて優雅。
…カメラ持ってくれば良かったなあ。まあ、Xperiaはいいカメラ付いてるから…。

「俺、前来たときはこの展望台なかった。だから一番下のところから見えなくて、袋田の滝大したことないと思ってたんだけど」

正直私も、テレビのニュースで見た時は一番下の段だけ映っていて、な~んだ結構短い滝なんだ、と思ったのだ。凍るから有名なんだよね、と。

スミマセンさすが三大名瀑でした。

刺身こんにゃく、鮎のつくだ煮、こんにゃく入り漬物などGETしてひたちなかの相方の部屋へ。きのこご飯で素朴な和食の夕食。

秋の楽しい一日。
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京の夜桜

2019-04-15 21:14:15 | お出かけ
京都の円山公園の桜は数年前に、昼間に見にいったことがある。

FBにアップしたら、京女の友人(アメリカ在住)が、「昔見たときより枝が少ない、年をとったのかな」とのコメント。確かにその時は、有名なしだれ桜だけれども隙間、多いかな、と言うイメージがあった。

相方が茨城住まいになるまでの我が家のお花見は、基本昼間にお弁当を持って出かける、というもの。

夜から仕込んだ煮物や、卵焼き、鶏の唐揚げなんてのがメニューだった。

一昨年相方が帰ってきた時はデパ地下でお花見弁当を注文して。

去年は近所の公園で焼き鳥とホカ弁の筍弁当、意外にレベルが高いのに驚いた。

今年は私が土曜に有休をとれたので、夜桜でもどうか、と言う事になった。

ならばライトアップしてる円山公園、清水寺あたりか。



円山公園前の祇園さん(八坂神社)には凄い人。ここはいつも屋台が出ていて境内も混んでいるが、さすがに桜の季節。ただ歩くのに一苦労だ。
そのまま円山公園まで人混みを抜けていくとそこにも屋台、貸席、どこから集まった?とびっくりのにぎわい。

「今年の桜、元気やね」と若い女の子。



確かに、以前昼に観た時よりはるかに花つきが良いようだ。あちこちに焚かれたかがり火もよいアイディア。夜桜の凄みが引き立つ。

丸く高く盛り土した上に咲くしだれ桜、周りを取り囲んで記念写真を撮る人たちでいっぱい。

我々も写真を撮って、さて、どこかで何か食べようか。うろうろ歩き回り、さまざまな屋台をのぞくのも楽しい。





貸席はどこもたいがい満席、石の上やあまり桜もない隅っこにシート敷いて座るグループ、カップルで隙間なく埋まってる感じ。

ラッキーにもおでん屋さんの貸席が空いたので緋毛氈に腰掛けて、おでん、焼き鳥、鶏から、相方は燗しすぎの日本酒、私は甘酒で乾杯。 桜の木の真下、なかなかのお花見気分である。



「こういうお花見は初めてだねえ」

回りの人々の浮き浮きした様子も、見ていて楽しいものだ。

隣には20代初め位の若い2人、うるさいな、と初めは思っていたが、男の子が可愛い事を言っている。

「あやにここ、屋台出てるって聞いて、それまで知らんかったから、朝から楽しみにしとってん」

いかにもギャルな「あや」の方は、ピンクの服が桜の木に映えるように自撮りするのに必死。

そうか、朝から楽しみだったんだ…なら許そうか、他の店から鮎の塩焼き買ってきて食べる、というルール違反してるけど許そう。緋毛氈に厚底スニーカーで上がってるけど、まあ、いいと言う事にしよう。みんな、楽しそうなのだ。


清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふひとみなうつくしき


与謝野晶子の「みだれ髪」の中の、私の好きな歌だが、まさにこれ。

食事を終え、ぶらぶらと祇園、白川の辺りを歩いてみる。やはり、大勢の人たちがカメラ、スマホ構えて大忙し。係の男性が叫んでいるのだ。

「ライトアップ、10時までです!」

現在時刻9:55!!





私も相方も大慌てで川沿いのしだれ桜を撮りまくる。タイムアップ!!一斉に電気が消え、「ああ~」というざわめき。


「いや、危なかったねえ…」
「あと一歩、遅かったら撮れなかったね」

しかし白川沿いにはおしゃれなお店がいっぱいあって、そこからの灯りでも十分、夜桜が楽しめる。




着物姿で歩く女性もちらほら、京都らしく、グループで賑やかな学生たち、和傘をさしてインスタ映えを狙う韓国人の女の子たち。

また、来年は、どんな桜に会えるのか。





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『浅草お散歩』

2013-10-21 19:56:03 | お出かけ
6,7年ぶりに東京へ。

前回は大好きな宝塚スターさんが、東京でしかしない、という役柄があり、ならば行くしかない、と日帰り強行軍だったが、今回は一泊。
新幹線のお弁当も楽しい。それにしても、旅のお弁当って、どうしてこんなにするする入るのか?
職場ではサラダとお握り、ヨーグルト、のみのランチで十分の胃袋に、その3倍くらいのボリュームのお弁当なのに。ストレスがないと胃もよく働くとみえる。

懐かしい同級生たちとのプチ同窓会。卒業以来ほとんど会ったことのない友人たちとの楽しい一夜、高校生にかえったような。

しみじみ思ったのは、「みんな若い」

「娘が…」などと言われると不思議。私に子供がいないせいもあるが、昔の面影と変わっていない同級生たち、実は20過ぎのお子さんのお母さんだったりする。

自分が大学生だった頃の母や、周りの友人たちのお母さん達を思い起こしてみても、こんなに若くはなかった。
その頃は、世代によって雰囲気、化粧、服装、持ち物、すべて違っていて、それが普通だった。
今は私でも、私の年の半分、という同僚と服のテイストが似ていたりする事もあり、大学生の生徒さんが私と同じ財布を持っている。
世代間の好みの差が無くなってきているのだ。それでいいと思うけれど。

翌日は少しだけ、浅草を散歩してみた。街中を歩くなら、東京も大阪も大して違いはないし、買い物がしたいわけでもなし、となるとちょっとレトロな浅草あたりが?と言う訳だ。
レトロは良いが暑かった。
全く10月半ばとは思えぬ暑さ、隅田川の川べりを歩くと日差しで目も眩みそう、でも日陰に入るとやはり、気温が違う。そして、関西と違って空気が乾いている。
大阪ではまだ、全く咲いていない金木犀の香りも。

久々のひとり遠出、ひとりでホテルに泊まるのも本当に久しぶり、いい気晴らしになった連休だった。


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お花見

2007-04-11 01:46:33 | お出かけ
同居人と一緒にお弁当を作り、お花見に出かけた

「久しぶりのお花見…」と言いかけて「なめとんのか」と言われる。お花見は春にするもの、久しぶりなのは考えてみれば当然である。前回は一年前なのだから。

お弁当を作ってお花見に出かけるのは我が家の春の恒例行事。

今年は近くの鶴見緑地に出かけた 「花博」があった所だ。
昔からある公園ではないので、桜も小さいが、なにしろ面積は相当なもので、広々していてのんびり散歩するのには良い場所である。
と考える人は大勢いたらしく、日曜と言うこともあり、結構な人出だった。
しかもよいお天気でもある お弁当を食べていると頭が暑くなったくらいだ
メニューは毎年、筍ご飯に鶏の空揚げ、筑前煮に卵焼き、といったところである
凝ったものではなくても外で食べるお弁当は美味しく感じるものだ。
実際食べ過ぎてしばらく動けなかった


北海道にいた時も大勢で花見に出かけたはずだが、さて、花を見たかというと…ジンギスカンしか見ていなかったような気が…
しかもまだ寒い時期だったから屋内でジンギスカンだったりして

花見はただの口実ということか。


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