何事にもタイミングというものはある。
先週末は大寒波が来るとの予報。実際、寒かった。しかしこれが月曜まで続けばチャンス!
去年は撮れなかった京都の雪景色が撮れるかもしれない。いいタイミングだ。
日曜には何度もTwitterをチェック。結構、京都のあちこちの景色の写真をアップしている人がいる。しかも相当の雪の量だ。これならば、寒さが続けば、山の方なら融ける事はないだろう。
以前から、貴船神社と雪、の写真を狙っていたが、イケるかも?
貴船なら雪で歩きづらい事も出てくるかも、ブーツより、以前北海道に冬、帰省する前に買った、裏に滑り止めの付いた靴がいいだろう。
意気揚々と出かけたはいいが、京橋駅で降りて気づいた。なんか、靴から出てる?ごみついた?
・・・靴の表面剥がれてる・・・ 安物の古い靴だしなあ・・・しかたないか、剥がれそうになってるとこ、もう剥がしちゃおう。そういうデザインだと言う事にして・・・それどころじゃないじゃない・・・右足、かかと部分、半分無くなってる!!
そうよね・・・冬に帰省したのは10年位前である。それ以来、使っていなかったはず…経年劣化するのは当たり前だろう。しかし、玄関に置いた時にはまったく、なんでもなく見えたのだ。歩きだして力が入って崩壊しだしたのだ。歩いてる時に気付かないのもどうかと思うが。
あーあ、仕方ない…京都まで頑張って、靴買おう。
10時半京都到着、ちょっとだけ雪が舞っている。河原町のABCマートまで恐る恐る歩く。全部崩壊したらどうしよう。今、お手洗いで左の靴底が完璧取れてしまったのだ!
そしてABCマート、オープン、11時…タイミング、よねえ…いや、ここで30分、カフェでなんか食べてよう。出鼻くじかれた感あるけど、ちょっと早いがここで何かおなかに入れて行けば、貴船でお腹空いて、ランチに時間とられるってことないし、それに! この雪では貴船の店が開いていない可能性もある!
無事暖かそうなボア付のブーツ購入、崩壊した靴を袋に入れる店員さん、迷惑そうだった…ごめんなさい。
貴船行きの叡山電車はかなり混んでいる。この季節にもかかわらず…やはり、私と同じく雪景色を楽しみたい人たちらしい。
北に向かうにつれて雪が降り始める。比叡山は真っ白、頂上は霞んで見えず。家々の屋根も真っ白。
貴船口駅舎にはずらりと小さなつららが並んでいる。
バス亭では、女の子2人連れが私の前に並んでいる。
「足つめたああい!」(デッキシューズにストッキングで雪景色を楽しむのはどうかと)
「あ~また落ちてきた!これ以上落ちてきたらやばい、もう無理」
木々の枝に雪が積もり、ちょっとした風でもばさばさ落ちてくるのだ。
貴船神社まではバスで5,6分だが、雪道で物凄く揺れる。満員の車内大騒ぎ、さ、到着してみると…
鞍馬までの山道に通じる橋も雪が積もっている。やはり、京都市内とは違う。
じゃくじゃくの雪が融けかかった雪道、北海道の3月を思い出すべちゃべちゃぶりだ。歩きづらいことこの上ない。
しかし…
これよねえ、これ。
これを撮りたかった。灯籠の赤、白い雪、水墨画の中に沁みる神社の赤、これよ!
長い間待ってたけど、ようよういいタイミングが訪れた。
貴船神社は水の神様を祀るけれど、縁結びの神様でもあるので、やはり女の子グループが多い。ご朱印もらったり水占いしたりたき火にあたったり。
この雪だるま作ったのも女の子かな。
どうせならいい機会だし奥宮まで行こう。ちょっと距離はあるんだけど…
あら…結構大変そうな雪道。しかも雪はさらに降り続ける。私すでに全身雪だらけである。
道産子のプライドで傘などささないが、それは北海道のパウダースノーだからできる事、このあたりの湿った雪ではアタマにもマフラーにも雪くっついてびしょびしょになるのだ。
むろん雪道歩きは得意だが、途中の店先でホースで水を流し雪を融かしているのが…せっかく今日買った靴、だんだん水がしみてきた…水で雪を融かす、って北海道ではあり得ない!北海道でそれやったらスケートリンクになっちゃう。やっぱり、気温全然違うのだ。
やっと奥宮が見えてくる。
さすがにここまで来ると人はほとんどいない。が、雪だるまはいるのである。
中国人らしい2人連れの女の子達がいる。
ここまで、来るんだなあ。京都市内から連絡悪ければ一時間位かかるのだけど。
そうそう、バスの時間!
だんだん数が少なくなる上、時間通りに来てなかった。 早めにバス停まで戻った方が良いだろう。
雪はどんどん降ってくる。
途中の店先でも皆さん雪かき頑張っている。この、昔ママさんダンプと言った雪かき道具、北海道以外で初めて見た!このあたりは冬は結構雪降るらしいしなあ。
あ、バスもう来てる!前のが遅れてきているらしい。いいタイミング!!
デジブック 『雪の貴船神社』
先週末は大寒波が来るとの予報。実際、寒かった。しかしこれが月曜まで続けばチャンス!
去年は撮れなかった京都の雪景色が撮れるかもしれない。いいタイミングだ。
日曜には何度もTwitterをチェック。結構、京都のあちこちの景色の写真をアップしている人がいる。しかも相当の雪の量だ。これならば、寒さが続けば、山の方なら融ける事はないだろう。
以前から、貴船神社と雪、の写真を狙っていたが、イケるかも?
貴船なら雪で歩きづらい事も出てくるかも、ブーツより、以前北海道に冬、帰省する前に買った、裏に滑り止めの付いた靴がいいだろう。
意気揚々と出かけたはいいが、京橋駅で降りて気づいた。なんか、靴から出てる?ごみついた?
・・・靴の表面剥がれてる・・・ 安物の古い靴だしなあ・・・しかたないか、剥がれそうになってるとこ、もう剥がしちゃおう。そういうデザインだと言う事にして・・・それどころじゃないじゃない・・・右足、かかと部分、半分無くなってる!!
そうよね・・・冬に帰省したのは10年位前である。それ以来、使っていなかったはず…経年劣化するのは当たり前だろう。しかし、玄関に置いた時にはまったく、なんでもなく見えたのだ。歩きだして力が入って崩壊しだしたのだ。歩いてる時に気付かないのもどうかと思うが。
あーあ、仕方ない…京都まで頑張って、靴買おう。
10時半京都到着、ちょっとだけ雪が舞っている。河原町のABCマートまで恐る恐る歩く。全部崩壊したらどうしよう。今、お手洗いで左の靴底が完璧取れてしまったのだ!
そしてABCマート、オープン、11時…タイミング、よねえ…いや、ここで30分、カフェでなんか食べてよう。出鼻くじかれた感あるけど、ちょっと早いがここで何かおなかに入れて行けば、貴船でお腹空いて、ランチに時間とられるってことないし、それに! この雪では貴船の店が開いていない可能性もある!
無事暖かそうなボア付のブーツ購入、崩壊した靴を袋に入れる店員さん、迷惑そうだった…ごめんなさい。
貴船行きの叡山電車はかなり混んでいる。この季節にもかかわらず…やはり、私と同じく雪景色を楽しみたい人たちらしい。
北に向かうにつれて雪が降り始める。比叡山は真っ白、頂上は霞んで見えず。家々の屋根も真っ白。
貴船口駅舎にはずらりと小さなつららが並んでいる。
バス亭では、女の子2人連れが私の前に並んでいる。
「足つめたああい!」(デッキシューズにストッキングで雪景色を楽しむのはどうかと)
「あ~また落ちてきた!これ以上落ちてきたらやばい、もう無理」
木々の枝に雪が積もり、ちょっとした風でもばさばさ落ちてくるのだ。
貴船神社まではバスで5,6分だが、雪道で物凄く揺れる。満員の車内大騒ぎ、さ、到着してみると…
鞍馬までの山道に通じる橋も雪が積もっている。やはり、京都市内とは違う。
じゃくじゃくの雪が融けかかった雪道、北海道の3月を思い出すべちゃべちゃぶりだ。歩きづらいことこの上ない。
しかし…
これよねえ、これ。
これを撮りたかった。灯籠の赤、白い雪、水墨画の中に沁みる神社の赤、これよ!
長い間待ってたけど、ようよういいタイミングが訪れた。
貴船神社は水の神様を祀るけれど、縁結びの神様でもあるので、やはり女の子グループが多い。ご朱印もらったり水占いしたりたき火にあたったり。
この雪だるま作ったのも女の子かな。
どうせならいい機会だし奥宮まで行こう。ちょっと距離はあるんだけど…
あら…結構大変そうな雪道。しかも雪はさらに降り続ける。私すでに全身雪だらけである。
道産子のプライドで傘などささないが、それは北海道のパウダースノーだからできる事、このあたりの湿った雪ではアタマにもマフラーにも雪くっついてびしょびしょになるのだ。
むろん雪道歩きは得意だが、途中の店先でホースで水を流し雪を融かしているのが…せっかく今日買った靴、だんだん水がしみてきた…水で雪を融かす、って北海道ではあり得ない!北海道でそれやったらスケートリンクになっちゃう。やっぱり、気温全然違うのだ。
やっと奥宮が見えてくる。
さすがにここまで来ると人はほとんどいない。が、雪だるまはいるのである。
中国人らしい2人連れの女の子達がいる。
ここまで、来るんだなあ。京都市内から連絡悪ければ一時間位かかるのだけど。
そうそう、バスの時間!
だんだん数が少なくなる上、時間通りに来てなかった。 早めにバス停まで戻った方が良いだろう。
雪はどんどん降ってくる。
途中の店先でも皆さん雪かき頑張っている。この、昔ママさんダンプと言った雪かき道具、北海道以外で初めて見た!このあたりは冬は結構雪降るらしいしなあ。
あ、バスもう来てる!前のが遅れてきているらしい。いいタイミング!!
デジブック 『雪の貴船神社』