雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

絨毯は 間違えやすい 不覚だわ/飛騨高山の旅Part5(大失敗の巻)

2011-09-11 11:31:58 | 愛犬と泊まった宿
鈴ちゃんのことをご心配くださって、ありがとうございます。

朝まで何度も嘔吐きが続いていた鈴ちゃんですが

2度目に犬猫の草を食べて、吐いてからは

喉のひっかかりも取れたのか、まったく嘔吐きもなくなって

食事もちゃんと食べてくれ、その後は元気を取り戻しました。


ただ便が少し柔らかかったのが気になりますが、きっと一過性のものだと思いますので

もう大丈夫です。

それにしても、あの時の風ちゃんの行動には、驚かされました。

10年いっしょに暮らしていて、はじめて見た行動だったので…。


これも鈴ちゃんという自分が守るべき妹ができたから、

知ることができた行動だと思います。


「思い」は見えないけれど 「思いやり」 は…というCMがあったけれど


風ちゃんの鈴への「思いやり」は、あの行動ではっきりと見えました。


犬は、喜怒哀楽の感情があることは、明確ですが

「思いやる心」があることは、まだ証明されていなかったも。

なんだか、風ちゃんにまた教えられた気がします。




さて、今日はまたまた飛騨高山の旅話のつづきですよ。

この日のお宿高山わんわんパラダイスホテル
iconでティナーを楽しんだ後は

ゆったり空間の優雅なロビーラウンジで

ちょっと贅沢な時間を味わいました。


レストランでは、人が多くて隅っこでじっとしていた鈴ちゃんですが


ロビーラウンジは、この時他の人もいなくて

鈴ちゃんも隠れることなく…


といっても、ソファーに座っている私のそばにちょこんとオスワリしていただけなんですけどね。


アンティーク調の調度品が多いけれど

ワンちゃんをモチーフにした絵画も多くて

それらを見ているだけでも、

楽しめる空間になっています。

風パパったら、それらの撮影に忙しそう。



しばらく、ここでのんびりタイムを過ごした後は


この日最後のトイレタイムとして


風鈴コンビと再びお外へ。


風ちゃんは、しっかり出しているところを確認できたけど(足をあげて、わかりやすく出してくれたしね)


鈴ちゃんは、ただのオスワリだったのかチッコしてくれたのか?

雨が降っていたので、ちゃんと確認できないままお部屋に戻ることになりました。



足をキレイに拭いて、お部屋に戻って家族でののんびりタイム。

テレビをつけたら「明日の朝にも上陸しそう!!」という台風情報で、

雨の影響が広範囲に出ている、山沿いでは土砂崩れに注意などの報道がされていました。


うーん、明日は旅の2日目。

風ちゃんの10歳の誕生日なのに、どうなっちゃうんだろう…。




気がつけば、お部屋をうろうろしたり

おやつを食べたりしていた、風ちゃんも鈴ちゃんも

それぞれのクレートに自らインして、ご就寝したみたい。


私は、ベッドに横になりながら、

もし一日中雨だったら、どうやって過ごそうか、頭をなやませて

地図やガイドブックをチェックしていました。





私も旅の疲れが出てしまったのか

そのまま睡魔が襲ってきて

眠ってしまいました。


それがこの旅の大失敗の引き金になっているとも知らずに…。







ガサガサ…。


私のベッドの横にあるクレートから、黒い影が出て行きました。


あれ? 鈴ちゃんどこへ行くんだろう?!


トイレかなぁ…。



このホテルには、あらかじめベットのトイレも置いてありました。


しかし、それだけでは心配だったので、もう1枚ワイドシーツを

わかりやすい場所に広げておいておきました。



先に寝てしまって私は、気がつかなかったけれど

テレビも切ってくれていたし、部屋の照明も暗くしてくれていました。


きっと風パパが寝る時にやってくれたんだと思います。


なんとなく、うつらうつらしながら


トイレシーツの方でうろうろしている鈴ちゃんを感じていました。


でも、なかなか戻ってきません。


時計を見たら、朝の4時。


しばらくたって、私もやっと目が覚めてきました。


あれれ?鈴ちゃんの姿が見えない。

おかしいなと思いつつ、私もトイレに行きたくなったので、起きることにしました。


お部屋の中は土足かスリッパだけど

ちょっと寝ぼけていたので、私はそのまま裸足で

ベッドルームから死角になるトイレスペースへ向かいました。

すると鈴ちゃんがビューっと走ってきて、自分のクレートにイン。



あれ? と思いながらトイレシーツをチェックしてみたけれど、オシッコの後はありません。


しなかったのかしら?

じゃあいったい何をしていたのかしら…。


と思いながら、私は自分の用を足し

トイレのスリッパを脱いで、絨毯に裸足の足をつけたところ。



ええええええっ!!


濡れている?!!



まさか鈴ちゃん!!


ここでしちゃったの?!


トイレ前のコーナーの電気がついていても

絨毯の色が変わっているわけでもなく

ぱっと見では、わからない感じなのですが

素足で踏むとしっかり濡れているのがわかります。


んん?なんで?!!

濡れた靴であるいた場所だった?

イヤ・・・。


こりゃ大変だ!!


すぐにペットシーツを裏向けて、床の絨毯にくっつけて上からトントンぎゅっぎゅ

押してみました。


うわぁ、やっぱり少し黄色い色がつく。


鈴ちゃん、トイレシーツじゃない場所に粗相しちゃってました。



すぐに廊下に置いてある、ペットシーツを何枚がとってきて

何度も絨毯の上から拭き取ろうと努力。


裏側から、一所懸命踏んで、何度も何度も頑張りました。


そして、除菌・消臭スプレーをたっぷりかけて


再び、トイレシーツを裏向けて、上からぎゅうぎゅう押して、踵で踏んで

水分を吸い込ませる。



さらに、除菌・消臭スプレーをたっぷりかけて、トイレシーツに吸い込ませるを


何度も繰り返しました。



あっちゃー、やっちゃったわ。

旅行3度目にして、鈴ちゃん初粗そうだわ。


思えば、絨毯(じゅうたん)敷きは、注意信号だったのよね。


子犬の頃、トイレを失敗したことがあったけれど

それは、たいていトイレシーツよりも吸収力がある玄関マットとか

バスマットとか、キッチンマットとかの上。

居間の絨毯の上でしたことも何度かあった。



子犬のうち、トイレをちゃんと覚えるまでは絨毯類は間違えやすいので

除去しておく方がいいと聞いて

最初は全部、マットや絨毯をはずしていたことを思い出しました。


でも今はもう、トイレを失敗することも全くなくなったし

お外でもできるし

玄関マットやバスマットもすでに出しっ放しでも、粗相されることもなかったので安心していました。


でもね、旅行先となると、我が家とは環境が違うので

どうしても間違えやすくなるので、フォローが必要だったわ。



なのに私ったら、鈴ちゃんを過信してしまって


あー、あかん飼い主だわ。





そんな自己嫌悪に陥りながら、大変なことをしちゃったなと思いつつ

必死で、鈴ちゃんのオシッコ処理をしていました。


そうそう、粗相をした場合の対処方法がホテルの注意事項にあったはず。


読んでみると「館内・室内でそそうをした際は、すぐに拭き取り消臭スプレーをかけてください。
 
畳・ジュータン・布団・ベッドの場合は速やかに拭き取り、ただちにフロントまでご連絡ください」と

ありました。


もちろん、速やかに拭き取る努力はしているけれど、絨毯なのでしみ込んでいるし

きちんと拭き取れているかは、自信がない。

それに、ただちにフロントに・・って書いてあるけれど、深夜4時に連絡してもいいのかしら。

朝まで待つべき…。

といろいろ悩んでしまいました。


そうこうしていると、そんな私に気がついて、風パパも起きたみたい。


風パパに説明すると「なんで、クレートの扉をちゃんと閉めておかなかってんや」と叱られる私。


だって、寝るつもりなくて、寝ちゃってんもん。

それに、パパが閉めといてくれてもよかったやん。と心の中でつぶやく私。


「それで、ただちにフロントに連絡って書いてあるけれど、こんな時間にええんかしら?」と言うと

「ここは、大きいホテルだから、イザという時のためにこんな時間でもフロントに誰かいるはずやから

 気にせず電話してみたら」と。


時計を見たら、午前4時半。


フロントに電話すると、しばらくコールが続いた後、出てくださいました。


愛犬が粗相をしてしまったこと。


その場所が、人間のトイレの前の絨毯の床であること

自分がした対処などを伝えました。



すると


「わかりました。いいですよ。そこを後ほど、念入りにお掃除いたしますので大丈夫です」と言ってくださり

ほっと安堵。


今度は、クレートのファスナーをしっかり閉めて

再びベッドに入って、安心して眠ることができました。


目が覚めたら、すでに朝の8時。

随分寝過ごしてしまいました。

外は、雨です。


でも、夜中の4時にあんな作業をしていたせいか、とっても寝不足感が。


朝食に降りていった時に、再びフロントの方に謝っておきました。

すると「ちゃんと伝えていただいていますので、対処できますからご安心を。

 床の絨毯は、洗えるんで大丈夫ですよ。実は、布団やベッドでしたら大変なんですけどね。

 お気になさらないように。」と言ってくださり

本当に救われた気持ちになりました。







最後まで、読んでくださってありがとうございます。
そそうをしちゃった鈴ちゃんにポチっをお願いします。


←すみませんが両方押してください→にほんブログ村 犬ブログ MIX中型犬へにほんブログ村

いつも押してくださって、どうもありがとうございます。