今日は終日学会だったんですが、発表もさることながら
「匂いの世界のイヌと人」というテーマで実施されたシンポジウムがとっても面白かったです。
麻薬探知犬や外来生物探索犬、災害救助犬などが映像で登場し、その訓練課程なども紹介されていました。
まずは、ポチっをお願いします。
←すみませんが両方押してください→
いつも押してくださって、どうもありがとうございます。
鈴ちゃんも風愛ちゃんも、おうちやお教室でノーズワークをやっているけれど
それはあくまでも遊びの範疇。
しかし、プロとして活躍している犬たちの姿と、育成する人たちや
いっしょにする人たちの話が聞けて、とても興味深かったです。
その犬たちは、本物のノーズワーカーですもんね。
今日はあいにくの天気・・・というか、暴風雨でお散歩に出るのも怖い状態で・・・・。
そうそう在宅でオンラインで学会に参加していたんですけれど
途中停電があって、短時間で回復したけれど、パソコンがつながらなくなって焦りました。
そんなこともあり、雷も鳴っていたので、お散歩をやめて
おうちで段ボールノーズワークしましたよ。
この方法は、麻薬探知犬のノーズワークに類似しているなぁ・・と思いました。
ただし、シンポジウムでは、薬物が入っている箱と、フードが入っている箱、他の犬の尿のにおいが入っている箱、何も入っていない箱があり、麻薬探知犬がアラートを出す前の、箱を嗅ぐ姿だけで
どこに何が入っているのか、ハンドラーはかなりわかるそうです。
そんな実験データも発表されていました。
そして、育成過程では、正解した時に、ご褒美となるおもちゃで思いっきり遊んであげる・・
それを強化子にしている映像も見せてもらいました。
ただ、その遊び方がかなり激しくてビックり!
あれは、ハンドラーも若くて体力がないと、ヘトヘトになっちゃう・・と思ったぐらいです。
今の私だとあの強化はできないなーと。
鈴ちゃんも風愛ちゃんも、フードのご褒美でやってくれるので、私はラクですねー。
キョン探索犬として登場したのは、鈴ちゃんに似た11歳の甲斐犬でした。
動く対象の探索は、かなりの俊敏性が求められます。
そして、ノーズ・・・嗅覚だけでなく、聴覚と視覚もフルで使っていると・・・。
確かにそうですよね。
森の中で動物を探すには、その動物が動く音や姿、そして残した匂い・・すべての情報が必要になるから。
そして体力や俊敏性も必要て、ハンドラーたちとの連携プレイも求められます。
つくづくすごいよねー・・と感じました。
対して、災害救助犬はガレキなどの中から、生きている人を探し出すのがお仕事。
対象は、薬物でも動物でもなく、人間なのです。
今、風愛ちゃんや鈴ちゃんがやっているノーズワークは、隠したものをサーチするゲームですが
最初はやる気を出させるために、大好きな食べ物をターゲツトにします。
そして、サーチゲームの楽しさがわかり、いつもはりきってサーチするようになってから
「臭気移動」という、ターゲットとなる別の匂いと好きな食べ物をセットにして隠して、探させます。
それが完璧にできるようになってから、徐々に食べ物を減らして、ターゲットとなる匂いだけを探させるようにしていきます。
多分、麻薬探知犬とかは、そんな感じで、薬物をターゲットとなる訓練をしているんだろうなと想像します。
生物探知犬は、ターゲットとなる動物の毛皮などの匂いを覚えさせると言ってました。
では、人間を探す救助犬はどうやって教えるんだろう・・・?
と思っていたら、最初はオヤツをもっている複数の人が円形に立って、その人のところまで行って吠えたら、ハンドラーのところにいっしょ戻って、ご褒美。
そしてまた次の人のところまで行って、吠えたらハンドラーのところにいっしょ戻る、ご褒美。
を繰り返すことからやっていました。
そうか、災害救助犬は、ターゲットとなる人を見つけたら、すぐに吠えて「ここに人がいるよ」とハンドラーに教えなきゃいけないから、吠えることが仕事の一部。
「吠えさせないように・・」と気を使って暮らしている家庭の犬とは、かなり違うな・・と感じました。
そうそう昨日書いていた、動物介在教育や動物介在活動の発表も興味深かったですよ。
ところや実施団体が変われば、やり方も内容も私たちのチームとはかなり違った内容ですが
そういうところの話が聞けるのも視野が広がって面白いです。
ドッグマッサージもさっそくうちでもやってみました。
明日も学会があり、「罪を犯した人と社会をつなぐ、動物介在活動」についてのシンポジウムもあるので楽しみです。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。