今日は朝からずっと雨のふありん地方。
少雨の時にショート散歩に行きましたが、写真を撮る余裕がなく
今日は室内ショットだけでーす。
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今日は、私が講師を務めるオンライン講座のレジュメ作りに励んでいました。
私の得意分野は、行動分析学だけれど
犬の行動と心理を伝えるには、動物心理学も重要になってきます。
動物心理学は、比較心理学とも呼ばれ、人間と比較してカラダの機能など、何がどう違うのかを理解するところが重要。
行動分析学は、人にも犬にも他の動物にも当てはまる行動理論が基になっているけれど、そもそも犬と人間は違う部分が多い。
犬は言葉を聞くことはできるけれど、人間のようには発声できない。
コミュニケーション方法が違うし、手でモノを持つことはできないし、尻尾もある。
嗅覚はめっちゃ優れているし・・・、犬特有の本能的な行動もある。
ということで、比較心理学の分野である犬の機能についていろいろと調べていました。
その時にふと思ったのが、犬にはうちの鈴ちゃんや風愛ちゃんのような立ち耳もいれば、洋犬に多い垂れ耳のわんこもいます。
ん・・・まてよ。
犬のルーツは、オオカミだし、古代犬と呼ばれている犬は、みんな立ち耳だったような。
PRIMITIVE TYPES(原始的なタイプ)と呼ばれている犬種に、和犬があって、そのほかハスキーやサモエドなどが入っていて、みんな立ち耳ですよね。
このスタイルがもともとの犬のカタチだとすると
ということは、垂れ耳は何か必要な用途があって生み出されたスタイルってことになる?のかも。
JKCの犬種図鑑を見ていたら、犬の用途やお仕事別にグルーピングされています。
もしかしたら、グループによった立ち耳、垂れ耳がわかれるのかな?
そう思ってチェックしてみました。
牧羊犬・牧畜犬は、ほとんどが立ち耳。耳を活かして外敵から家畜を守る仕事をしているから、音はよく聴こえる方がいいのでしょうね。
コーギーやシェパード、シープドック、コリーなどですねー。
使役犬は、立ち耳も垂れ耳も両方いますね。ただドーベルマンのようにもともと垂れ耳なのにカットして立たせているのも・・・。バーニーズやニューファンドランドなどデカイ犬がこのグループにいる感じです。
うーん、グループにどちらもいると、垂れ耳の用途がイマイチわかりにくいてすね。
じゃあ、垂れ耳ばかりのグループを探すと・・。
おっ、嗅覚ハウンド系、ダックスフンド、ポインター・セター、鳥猟犬、は、垂れ耳ですね。
そうかぁ、嗅覚で仕事をする犬たちは、みんな垂れ耳なのかも。
いろいろと調べていると、嗅覚に集中できるよう音をなるべく遮断するために
耳介が大きく垂れるようにしたという文献を見つけました。
なるほど、そういえば垂れ耳のワンコの方がノーズワークが得意だもんね。
うちの鈴ちゃんも風愛ちゃんも立ち耳で音に過敏。
どうも立ち耳のワンコは、警戒心が強いタイプが多いように感じていたけれど、それは垂れ耳のワンコよりも、音がよく聴こえすぎるからかも。
ノーズワークのレッスンに行っても、ときどき集中できないことがあるのは、音が影響しているように感じていました。
垂れ耳さんと違って、音がよく耳に入ってくる分、嗅覚に集中できなくなるのは、機能的なもの。
立ち耳さんは、垂れ耳さんより、少しハンディキャップがあるのかも。
でもそう考えたら、バーバルキューに対しては、よく聴こえるので
垂れ耳さんよりも、得意であってもおかしくないですよね。
うーん、犬の競技で、音を聞き分ける内容のものとかあったかしら?!
あっ・・・犬笛・・・。
以前、購入していた気がするけれど、どこにいったかな・・・。
でも自分が聞こえないので、使い方がイマイチわからなかった。
今度ちゃんと調べてみよっと。
↓は、うちのすぐ近くの遊歩道沿いに咲いていました。
ギンランかしら?
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。