写真は、今朝のお散歩でのショットです。
さて、昨日のブログでも書いたように今日も「ヒトと動物の関係学会」の学術大会に参加してきました。
矯正施設での保護犬による動物介在活動についての、シンポジウムがめっちゃよかったです
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アメリカなどでは、以前から罪を犯した人が犬の世話をするプログラムがあることは
私も知っていました。
ブリズンドッグ…、刑務所などの施設で、罪を犯した人が介助犬を育成するプログラムで、
シェルターなどの収容施設の保護犬を、囚人たちが世話をすることで、命の尊さや、連帯意識、絆、愛情などを学んでいく・・・・。
そんなドキュメンタリーを見たことがあります。
でも、日本ではまだまだ・・・だと思っていたのですが
今日のシンポジウムで3例の動物介在ブログラムが紹介されました。
ひとつは、八街の少年院。
通所スタイルですがドッグインストラクターさんが、保護犬を連れていき
非行をした少年が、これから現れる保護犬の新しい飼い主のために犬を訓練するという社会貢献で
GMaC(ジーマック)プログラムと名付けられています。
詳しいことは、こちらのサイトを見てくださいね。
ヒューマニー財団 GMaCプログラム
そして、もうひとつは沖縄の少女の矯正施設。
こちらは、テレビ番組にも紹介されてものがYouTubeにもあるので
共有しますね。
RYUGIN GOOD NEWS GOOD121
非行をした少年は、心に傷があることが多く、
特に少女は、半数以上が虐待されていたという話も・・・。
それだから、人間を信頼するのが難しかったり、人とのコミュニケーションがうまくできなかったりも・・・。
そんな子供たちが、保護犬の世話をしたり、トレーニングをすることによって、徐々に前向きに変わっていく・・といいます。
沖縄のブログラムに登場した保護犬は、極度のビビリで保護施設に収容されていても
譲渡先がみつからない…、このままだと譲渡が困難だと思われるようなワンちゃんです。
2頭紹介されて、どちらも今は新しい飼い主さんの家庭で幸せに暮らしている・・とのことですが
最初は、少女たちがいる施設に連れて行っただけで脱糞。
「えっ、それってまるでうちに来た頃の鈴ちゃんやんか」と話を聞きながら重なる私。
そしてもう一頭は、↑の動画にも出てきた琉球犬の子。
チョービビリだけど、吠えることもできず怯えて震えているだけ
フードにもおもちゃにものってこない引きこもりタイプ・・・。
「ぇっ、それもうちに来た頃の鈴ちゃんといっしょやんか」とまたしても重ねてみてしまいました。
ただ、優しくなでられていると、少しずつ少しづづ人に慣れていったとのこと。
リードをつけて歩いても、立ち止まて動かなくなることもあって・・・
という担当したドッグトレーナーさんの説明に
「うんうん、このタイプのアルアルやね」と心の中で思いながら聞いていました。
最初は怯えて、何もできなかった犬が、徐々に慣れて少しずつできることが増えていく。
この犬は自分に似ているじゃないか…、そんな親近感もあるんでしょうね。
犬の成長とともに、世話をしている少女にも変化が出てきたといいます。
非行したけれど、保護犬をトレーニングすることで社会貢献につながる
この犬の命がつなげることができる。
そして、今まで知らなかった保護犬の問題にも意識が広がり、殺処分を減らす手助けが
自分もできた・・という自信にもつながるんでしょうね。
さらに動物が介在するからこその社会とのつながりもできるそうです。
そして3つ目は、保護犬ではなく、盲導犬のハピーウォーカーを受刑者が刑務所内の社会復帰促進センターで行うという、日本初のプリズンドッグのブログラムです。
こちらは島根県で行われていて、詳細はこちらの
社会復帰に向けた取り組みの下の方の「社会貢献」の欄に書かれています。
受刑者は、ただパピーウォーカーとして、盲導犬候補のパピーを世話するだけではなく、
将来利用者となる目の不自由な方への理解を深めるため点字翻訳・音訳作業なども行っているそうです。
さらにトリマーやドッグトレーナーを目指す人も出ているとか。
これらの矯正施設での動物介在活動は、法務省が動いたからスタートしたことのようです。
あっ、でも保護犬や猫の収容などは、環境省の管轄・・・。
うまく連携できているのかしら?!
動物愛護センターと、矯正施設が連携している・・というのはまだ聞いたことがありません。
今回は、シンポジウムのパネラーとして法務省矯正局の方がいらしていて
これから必要なのは、非行した少年や少女たちに、正しい犬へのしつけ方やトレーニングの方法を
教えてくれる力量のあるドッグトレーナー、しつけ方インストラクターの人材です。
その人材を探し方に今、苦労しているところです。
とおっしゃっていました。
今回のシンポジウムで登場した保護犬は、鈴ちゃんタイプの怯えて動かない
人に慣れにくいタイプばかり・・・・。
そういったタイプの犬との接し方に精通していて、教える対象の少年や少女のことも理解できる
そんな人材を求めているとのことでした。
動物介在活動は、癒すためだけのものじゃない。
動物を介在することでできることや、生まれる効果は、まだまだいろいろとありそうです。
鈴ちゃんの真っ赤な帽子。
よく似合っているでしょ。
これも落ちていた椿の花なんですよ。
めっちゃデッカイ。
ふあちゃんにもパパがのせようとしたけれど、すぐに頭から落ちちゃいました。
ラストの写真は、ふあちゃんのセクシーポーズですよ。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。